もう一度妻をおとすレシピ 第4冊

Ⅳ 資料

資料／妖精分類・試案011 翼種・ピグシー（美麗！） ノート20160715

妖精分類・試案011　翼種・ピグシー（美麗！）

　翼種・ピグシー

　掌に乗るほどの小さな有翼系妖精だ。PIXIES（ピグシー）は、尖った耳と鼻、弓型の眉をした小さな妖精で、薄くて輝くトンボのような半透明な羽を持つ。無邪気で悪戯好きな性格で、自然精霊・家つきの境なく善良で、賢く、美形である。世話焼きで美しい『ピーターパン』のウェンディーはまさにここにいる。

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　第1に自然精霊・亡霊として。

　スコットランドやヨークシャーのHEATHER PIXIES（ヒース・ピグシー）は金色のオーラを放ち、荒野に生えるヒースの木の間に棲み人間との接触を避けつつ亜麻布を織っている。

　TOOTH FAERIE（トゥース・フェアリー）は歯の妖精で、子供の乳歯を枕下に置くと翌日銀貨に変る。――※私見：さしあたりここに。

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　第2に家つき妖精（冒険者の仲間）として。

　PILLIWIGGINS（ピリーウィギン）。緑色の衣服を着て、毒キノコやキツナテブクロノ帽子をかぶっている。鉄に弱く、怠情を嫌い、ダンスや音楽、大きな宴会と悪戯を好む。彼らが認めた人間には良く手助けてしてくれる。著者はスコットランド先住民ピクト人と関係すると指摘している。――※私見：ピーターパンのウェンディーだ！　冒険者たちの仲間にもなりそう。

　アイルランド、エブリディーズ諸島GEANCANACH（ギャンカナハ）は小さな精霊・または家付き妖精で、大きな目はしゃしで耳は尖っている。翼があるが跳べない。だがテレポーテーション能力がある。悪戯好きだが、居心地のよい暖炉の火と牛乳の供え物を欠かさぬようしておくと、お礼にその人間を健やかに守護する。※私見：ブラウニーよりもより日本の座敷童に近い。

　GRIGSグリッグ。（イギリス諸島）。小さな可愛い喜びの妖精。緑の衣をまとい、花でつくった赤い帽子をかぶっている。サマセットでは妖精のために残しておくいたいばん小さな林檎を「林檎のグリッグル」と呼ぶ。――※私見：小さな身体では林檎はとりづらかろうから翼種として扱う。

　ヨークシャーNANNY CROP（ナニー・バットンロップ）。子供の世話をする善良な妖精で、夜、子供たちを守ってベッドの中で暖かくふとんに入っているかを確認してくれる。――※私見：さしあたりここに。

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引用・参考文献

ポール・ジョンソン 著 『リトル・ピープル』 藤田優里子 訳　創元社2010年