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読書/デュ・モリア 「番」 ノート20160809
読書/デュ・モリア 「番」 ノート20160809
デュ・モリアの「番」は原稿用紙30枚程度の短編である。
ラストに湖から飛び立つ白鳥のペアをもって意味を理解できる。湖の島に住む老夫婦。述者は異常な夫婦、特に夫の行動を連綿と語る。子供が三人おり、娘二人がまず行方不明となる。述者は好意的に嫁にでもいったのだろうと聞き手に語る。いつまでも自立しない知恵おくれで母親べったりの息子がラスト付近で背中から斧のようなもので斬りつけられて死亡。殺害されたらしい息子を気の毒がった述者が埋葬してやる間、湖の島に住む二人は抱き合って、こっちをみていた。
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老夫婦
述者
聞き手




