表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もう一度妻をおとすレシピ 第4冊  作者: 奄美剣星
Ⅲ 読書(訳詩含む)
54/100

読書/デュ・モーリア 「鳥」 ノート20160727

 著者はダフネ・デュ・モーリアあるいはダフニ・デュ・モーリエ。英国の女流作家である。彼女の作品のうち「レベッカ」「鳥」はヒッチコック監督によって映画化されたことで知られている。動物パニックものは本作から始まる。400字詰め原稿用紙120枚相当。

 このうち1963年に発表された「鳥」の舞台は第二次大戦後のイングランド(たぶん作者在住のコンウォール地方)だ。恩給によって週三日ほど牧場を手伝えば家族を養える退役傷痍軍人の主人公ナット・ホッキンが野鳥に襲われることから始まる。そのうち、煙突から家のなかにまで入ってきて家族を襲いだす。周囲に話すと最初は信じなかった同僚たちだが、彼らもだんだんに被害を受ける。

 鳥はヒバリ、アトリ、ムクドリ、そのほか猛禽類たちで種族は無関係に人間に襲い掛かる。そして、ラジオで重大発表があります、という放送があったのだが、言葉の途中で中断されてしまった。政府は飛行機を飛ばしてマスタードガスをまこうとするのだが、鳥が捨て身で襲い掛かり落してしまう。主人公は外国がどうなっているのだろうと、ダイヤルを回すが、どこも同じなようだ。外に出ると、カモメが海辺に浮かんでいて、次なる襲撃を準備すべく羽を休めいていた。

.

ダフネ・デュ・モーリア著 「鳥」『デュ・モーリア傑作選』 務台夏子 訳より 東京創元社2000年

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ