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もう一度妻をおとすレシピ 第4冊  作者: 奄美剣星
Ⅲ 読書(訳詩含む)
49/100

読書/ポオ 『黒猫』 ノート20160724

ポオ 『黒猫』 ノート20160724

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エドガー・アラン・ポー『黒猫』佐々木直次郎訳 1843年

Edgar Allan Poe〝THE BLACK CAT〟

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訳者はポーとしているが、私的にはポオという表記が視覚的に好きなので、これを用いている。さて、本短編作品は中学生だったか高校生のころに読んだ。一読めは、オカルトとして読んでいたのだが、自作小説でミステリを手掛けるようになってから再度読むようになったとき、それが、サイコサスペンスの先駆であることを知った。――天才ポオ!

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01 概要説明……死刑を待つ身だということを暗に示す。

02 主人公紹介……子供のころから動物好きで猫を飼い、趣味のあう妻と結婚。

03 捜査(問題の原因)……主人公がアル中になり、ペットを虐待。愛猫の片目抉る。

04 仮説……愛猫プルートを吊るして殺害。異常な愛情心理。

05 裏動機……火災が起き、壁に猫を吊るしたシミが浮き出る。死刑の暗示。

06 仮説崩壊……新たな猫を飼う。猫の胸に絞首台の斑点生じる。

07 動機……発作的に新しい猫を手にかけようとしたとき止めた妻を殺害。漆喰壁に。

08 閃き……警察が踏み込み帰ろうとしたとき、調子に乗って壁を叩く。

09 全容解明……壁が割れ妻の遺体の頭に逃げた黒猫がでてきて、死体発見。

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登場人物

語り・犯人……私。酒乱から人格崩壊し、サイコパス化してゆく。

被害者……妻。動物好きという点で、私と気が合っていたのだが。

トリックスター……黒猫。被害者であり犯人・私を裁く告死天使である。

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