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#05『友の死』

黒服の放った銃弾は生徒の心臓を貫いた。

びちゃっ!

辺りに赤い液体が飛び散った。

生徒の血だ…

他の生徒達は血に注意をひかれていて、少しの間気付かなかった。

生徒「お、おい!!」

1人の生徒が撃たれた生徒を抱き上げた。

生徒「だ、大丈夫だからな!!」

しかし、みんな分かっていた…もう、死んでいることを……

黒服(右)「何故、お前は泣いている?そいつは、お前の家族でもないのに。他の奴らも……」

生徒「黙れ!!!!」

撃たれた生徒を抱き上げていた生徒が、叫んだ。

生徒「こいつは、俺の友達だ!!」

黒服(右)「だからどうした?泣いてどうなる?泣いたって時間の無駄だ…」

生徒「黙れって言ってんだろ!!」

黒服(左)「こいつらは、始末しろって命令出てたよね?」

黒服(右)「ああ、お前がやれ」

生徒達は、ジリジリと後ずさった。

黒服(左)「じゃあ、殺しのマジックショーの始まりだ!!」

と言うと黒服(左)は、ローブを脱ぎ捨てた。

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