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絶体絶命! 私の想いは彼に届くのか?

作者: 七瀬







私の好きな男性ひとは、私の女友達が好きな男性ひと

彼女が私に、つい1週間前だったと思う。

“相談したい事があるから、私に話を聞いてほしい” と言われて......。

彼女と二人きりで、いつもよく行く居酒屋で待ち合わせをしていた。

そこに10分遅れて彼女が居酒屋に現れる!



『ごめんごめん、電車が遅れておそくなっちゃった!』

『電車が遅れたんなら、仕方がないよ! それより話って何?』

『先ずは、乾杯してからでいい? 喉が凄く乾いちゃってさ!』

『“走って来たの? 無理しなくてもいいのに、、、。”』

『“ワタシが呼んだのに、遅れたくなかったんだけどね。”』

『もういいから~! さあさあー乾杯しよう!』

『うん。』

【カンパーイ】






・・・それから、彼女が私の好きな男性ひとを好きになったと

私に話してきて、彼と付き合えるように私に協力してほしいと頼んで

きたのだけど?

素直に、彼女の協力が出来ないかもしれない。

“私だって彼が好きなんだ! いくら女友達だからって彼をかのじょ

に取られたくなんかないじゃない!”

でも? お酒が入って私は少し酔っていたのか?

彼女に、“協力してあげる” と言ってしまった!

後で物凄く反省して、彼女に訂正しようとしたけど? 彼女は私が協力

してくれると言ってくれて、相当嬉しかったのか訂正出来る状況では既に

なくなっていたのだ。

“絶体絶命!” このままだと私の想いは彼には届かない!

せめて! 彼に私の気持ちを知ってほしい。

でも? 今の状況じゃ、彼に私の気持ちは伝えられないし。

一体、どうしたらいいのだろうか?






 *





・・・それから3日後。

彼女から私の携帯に電話が入り、急遽会う事になったのだが、

そこには私の大好きな男性ひとも居たの。



『ごめんね、急に呼び出して!』

『・・・あぁ、ううん、別にいいよ。』

『久しぶり、今日香さん!』

『久しぶりね、陽君。』

『陽君に今から飲みに行かないって電話したら? 行くって言ってもらって、

でも二人だと気まずいかなって想ったから、今日香ちゃんを呼んだの!』

『・・・そ、そうなんだ。』

『うん。』





彼女は何度か? 私に目で合図をしてくるのだけど、、、?

私だって彼が好きなのに、すんなり引き下がれないし。

もうどうしたらいいか分かんないよ!



『・・・どうしたの、今日香さん?』

『えぇ!? な、何が?』

『今日香ちゃん! 今日は、この後、用事があるって言ってなかった?』

『えぇ!? ああ、ううん、そ、そうだったかな?』

『そうだよ! 電話で最初にそう言ってたじゃん!』

『・・・じゃ、じゃあ、陽君、また今度ね!』

『“じゃあ、また電話します!”』

『ううん、じゃあまた!』

『まったねーえ!』

『ばいばい!』





・・・なんだかな、気になってこのまま家に帰れないじゃん!

やっぱりあの子はこの後、陽君に告白するのかな?

陽君はなんて答えるんだろう? 私の陽君への気持ちも知ってほしい!

でも今の私じゃ何もできないし!

“一層の事! 上手くいかなければいいのにな。”

【・・・私って最低な女だよね、嫌な女に今なってる!】



私はしぶしぶ一人で歩いて家まで帰った。

電車で二駅、歩いて2時間半かけて家に帰ったの。

家に帰ると彼女と陽君からLINEがそれぞれ入ってて、

取り敢えず私は先にお風呂に入り、寛げる格好になってから

ゆっくりLINEを開くことにした。



先に彼女のLINEを開くと、、、?

あの後、やっぱり私の読みが当たり陽君に彼女は告白したらしい。

でも? 上手くいかなかったと書いてある。

“陽君には他に好きな女性ひとが居るからごめんって言われたって、”

それでもまだ陽君の事を諦めきれないから引き続き協力してほしいと

書いてあった。



そして次に陽君からのLINEを開くと、、、?

彼女から告白されたけど、僕にはずっと好きな女性ひとが居るから

断わったと書いてある。

その陽君が好きな女性ひとはなんと!? “私だと書いてあるじゃないか!”

LINEの最後に、“僕と付き合ってくださいと書いてあった。”

私は素直に彼と付き合いたいと返事をしたいのだが、彼女の事を考えると?

そうとも書けず......。

やっぱり引き続き彼女の協力をした方がいいのかな?

今はどうしたらいいのか? “まだ答えが出せずにいるわ。”

自分の心に正直にいくのか? また彼女の協力をしてあげるべきなのか?

迷いに迷って、もうどうしたらいいのか完全に分からなくなってる!

“私は一体、どうしたらいいの!”


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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