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8話

「そういうわけで次の生は、死に近い種族がいいと思います。」


 ネクロマンサー的なやつだろうか。


「それもいいけれど、それ職業であって種族じゃではない。極端な話、リッチだったり、スケルトンだったり、ゴーストだったり、バンパイアだったり、するやつですね。」


 つまるところ、アンデット系統を紹介されたわけなのだが。


 確かに死に近い。近いというよりも死んでいる。初めからアンデットというのはいかがなものか。骨始まりってどうなの。


「考えすぎじゃないですか。割と選択する人いますよ。」


「首飛ばすか、貴方がさせられたみたいに核となる心臓を特殊な武器で一突きしなければ簡単には死なないうえに、神殺しで手に入った神の因子もありますから亜種とはいえ神様的な感じになれますよ。」


 死の要素以外にもあ特典があったようだ。ただ、あまりある得点を得点というよりは呪いとも感じてしまうのは何故だろうか。


 チート満載で俺つえーが、得点の基本なのだけれど。


「人間を超えるからじゃないですか。あと、ついでに言いますと、一部の研究に全振りしている魔法使いや魔導士には人気ですよアンデット。リッチなんてその最たる人種ですね。」


 目指すのが究極の破壊魔法か、それとも蘇生魔法か、または別の何かかわからないが、人知を超えた研究にすべてを費やす人は割といる。


 死なないということはそれだけ時間があるということだから、そういう人たちにとっては大人気なのだろう。


 全員ではないにしろ一定数はいるだろうな。


「いますね。一定数。他には精霊系統の種族も人気ですね。」


 魔力適正が高いからだろうな。基本、魔法職しかいないわけだし、人よりも高みに上るには種族的な限界というのがあるのだろう。


 ただ、現状そういう種族とは無関係なのでどうでもいいが。


「お友達の大多数は妖精か、精霊族ですよ。」


 友達? はて?


 0ではないはずだが、多くもいない。小数の中での多数ということだろうか。


 学園の同じ教室で学んでていたのも含めると多くなるけれど、それをつけくわえるのはいかがなものか。


「戦場で一緒に出たでしょうに。」


 戦友か。そういうのもあるのか。友だしな。それならたくさんいる。


 そして魔力適正が高い種族が多いのがわかった。


 プライドが高く、歳をとった一部は学園の上の方で権力争いをしていたはずなのだが、根は魔道を志す意思というのがあったのだろう。


「純粋にそうだったとは難しいことだけれね。」


 何かあるらしい。


 上位種族への憧れでもあるのだろうか。ただ、人の上位種族は何なのだろうか、という話なのだが。


 偉い人にだけわかる何かあるのだろう。


 それにしても、経験値をステータスに割り振ったりスキルポイントとして使えたりしたら、アンデット系統以外にもいけるのではないかと思うのは、ゲーム脳だからだろうか。


「出来ないことはないですけれど。やめた方がいいですよ。」


「基礎となる数値が上がるのですけれど、やりすぎると後々死ぬときに面倒になりますよ。」


 ?


「極端なこと言うとレベルアップで+αの部分が伸びるか、初めかある基礎の部分が伸びるかの違い。」


「+αの部分は戦闘時のバフ。戦闘状態に入る高揚感や、緊張感だったり、魔力や、闘志の高ぶりに呼応するように上昇する物だとすると、基礎の部分はそのまま体の数値の上昇。足がはやいとか、打たれ強いとか、握力の数値が高いとか、そういうの。」


「どんなに足がはやく、世界新記録どころか、音速を超えるとしてもそれを耐える体がなければ意味がないし、体の中身が病気になってお腹を開く必要があるときに耐久性が邪魔してそれができない。治癒系統の能力か、空間と透視能力が必要になるのだけれど、そうでなければ、神の加護で医者いらずの状態にあるならば別。」


「それに比べればいかに+αとしているほうが便利だよね。」


 転生するのにもむやみやたらに最強を目指してはいけないらしい。


 そうするには、サポートする能力がそろっての初めてできるようだ。


 ゲームみたいに経験値を使って能力覚えてジョブ変更してを続けてマスタークラスになるってできればいいのに。


「あっ、気づいちゃいました?」


 できるらしい。

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