1話
はじめましてこんにちは。お久しぶりです。
書きかけのも手を加えることができたらいいなと思いながら、また、書いてみようと思います。
描き続ける才能とくじけないメンタルがほしい。切実に。
「あなたは死にました。」
使い古された感じがある言葉で、真っ白な空間で。これがテンプレートというものなら、能力マシマシで、転生。俺最強か、お前らざまぁか、それに近い何かを出来るようになるのだが。
鑑定にアイテムボックスもしくはストレージは、必須だとして、他に何をもらうか。そこが問題だ。
「普通の人は、本来そんな死に方死なないのに。処理が大変になるから本当にやめてほしい。憑かれやすいのに目立った能力もなし。溜め込むだけため込んで終わり。定期的に神社にお払い行けとまではいわないけれど。本当に面倒。」
面倒くさいということを隠すことなく、不満しかない、という空気が伝わってくる。姿は見えないのにひどい言われよう。もしかしたらチートではないかもしれない。
「さて、土蜘蛛の呪いで死んだ『 』さん。あなたには、このまま消滅するか、天上の業火で焼かれ浄化されるか、神聖な水に浸され溺れ浄化されるか、よくある異世界転生するか。どれか一つを選んでください。お勧めは、最初と最後です。中の二つは時間がかかりすぎるので、お勧めはしません。長時間見ているだけって意外と大変なんですよ。」
選択肢が実質的に1つしかないのは気のせいではないはず。なに、消滅って。
第一死んだのって呪い? トラックにばーんされたのじゃないの?
「トラックにひかれた程度で異世界に行くのなんて物語の世界だけです。トラック自体が特別製、運転手が特殊なら別だけれど。基本的にその世界の境界線を超えることはありません。」
声を出していないのに意思疎通ができる。まさにテンプレ。ということは、この声の主は神的なやつか。
「そうそう。そんな感じ。それでどうしますか。」
適当に返されたうえに、詳細な説明もなかった。最低限の情報は提示してくれるものではないのだろうか。選択肢だけ出されて終わりなんて、2週目か、スキップをしてCGとルートを開放するためだけのゲームだけで十分なのだが。
「説明ほしいの。仕方ないですね。」
こっちがわがままを言ったような雰囲気が伝わって来るが、悪いのはこちらではないはず。
多分。