♥ 領主邸 23 / 部屋 7 / 眷属になる選択 2
ゼリンネル
「 追い掛けてない??
どういう事ですか? 」
マオ
「 ……セディはマーフィが好きだったんだよ…。
男同士だったから、マーフィは一途なセディから逃げ回ってたんだ。
…………そっか…セディはマーフィを諦めてくれたんだな… 」
セロフィート
「 竜は嫉妬深い生物です。
セディさんはマーフィの身の安全を優先して、自ら身を引いたのでしょう。
今はアンジェさん,モリーさんと共に竜の御世話をしているそうです 」
マオ
「 ふ〜〜ん。
アンリとモリーと一緒に竜の世話を──はぁ?!
アンリとモリーって……えっ?!
2人共生きてるのかよ?!
どゆことだよ!? 」
セロフィート
「 …………口止めされてたのを忘れてました 」
マオ
「 セぇロぉ〜〜〜〜っ!!
4人じゃなかったのかよっ!! 」
セロフィート
「 そうですね 」
マオ
「 ………………。
『 そうですね 』じゃ、ないだろぉ〜〜〜〜!!
アンリとモリー迄オレの眷属になってるのかよ……。
セロ、もう…他には居ないんだよな?
オレの眷属になってる奴は居ないんだよな?? 」
セロフィート
「 おや、未だ居ると思います? 」
マオ
「 …………後で話そう 」
セロフィート
「 はいはい 」
マオ
「 全くもう!
……因みにだけど、セディはオレの知ってるセディじゃないのか? 」
セロフィート
「 10代ではないですし。
おや?
寂しいです? 」
マオ
「 べっ別に!(////)」
ゼリンネル
「 セロッタさん、僕をマオの眷属にしてください。
大人のばかりだとマオも寂しいみたいだし 」
マオ
「 なっ…(////)
『 寂しくない 』って言ってるだろ! 」
ゼリンネル
「 ……マオ、僕はねマオの為に眷属になるんじゃないよ。
あくまでも僕自身の為に眷属になるんだ。
セディさんと同じだよ。
僕は自分の願いを叶える為にマオを利用するんだよ 」
マオ
「 オレを利用する?? 」
ゼリンネル
「 そうだよ。
僕には目的がある。
目的を果たす為に、マオの眷属になるんだ。
だから、自分を責めなくて良いんだよ 」
マオ
「 だけど、ゼル── 」
ゼリンネル
「 僕はね、何でも良いから友達のマオと繋がりが欲しいんだ。
其の条件が “ 眷属になる ” って事なら迷わず条件を飲むよ。
誰でも良い訳じゃないんだ。
主がマオだから眷属になるんだよ。
マオの眷属になった4人は、人間を捨てても構わないぐらいマオの事が好きなんだよ。
マオにも好きな人が居るなら、気持ちは分かるんじゃないかな? 」
マオ
「 …………其は……分からなくもない…けど…… 」
ゼリンネル
「 決まりだね!
セロッタさん、お願いします 」
セロフィート
「 宜しい。
──では此より、ゼリンネル・クロネッタ・アバントール・セセンテレをマオチェリンド・シェルダーシカ・エルゼシアの眷属とします 」
セロが宣言すると、ゼルの足下とオレの足下に魔法陣が現れた。
オレの足下に出た魔法陣が大きいのは、オレが主になるからだ。
ゼルの額に小さくて丸い魔法陣が浮かび上がった。
直ぐに消えちゃったけどな…。
セロフィート
「 此でゼルさんは晴れてマオの眷属になりました 」
ゼリンネル
「 もう終わりですか?
早いんですね!
…………特に変わった様には思えないんですけど…… 」
セロフィート
「 見ただけでは分かりません。
不老不死となったので寿命は無くなりました。
不老となった為、此以上の身体の成長は止まり、老化もしません。
排泄する必要が無くなりました。
但し、飲食と睡眠は必要です。
普段通り、飲食をして就寝してください。
飲食に関しては、満腹感を感じても限界は無いです。
幾らでも飲食が出来ます。
人並みに痛みは感じますけど、怪我をしても傷口は直ぐに塞がります。
斬られても血は出ません 」
ゼリンネル
「 何か…色々と凄いんですね… 」
セロフィート
「 解毒剤を飲む必要も無くなりましたよ 」
ゼリンネル
「 そうなんですか?! 」




