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真夜中のトイレ

 廊下にはいくつかの常夜灯がついていて、部屋の中は灯りで見えるようになっています。隣では師匠が寝ていました。時々寝返りをうつのが分かります。


 無表情な天井を見上げていると、退屈なあまり声を出したい衝動にかられました。何もやることがないので、部屋の中にあるトイレに行きます。


 用はないのに。トイレに行くためには師匠と大将を、大股を開いてまたいで行かなければなりません。


 隣の師匠を踏まないように、師匠の足がどこにあるのか、注意深く布団の起伏を観察して、自分の足を置く位置を決めました。


 その奥には大将が寝ています。同じように足のある場所を推察して足の置き場を決めました。物音を立てないように、そぉっと身体を移動させて、ようやくトイレに到達しました。


 日頃の感覚なら、めんどくさいと感じるトイレまでの、このような移動行為が何もすることがない私に僅かな刺激を与えてくれます。



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