表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
268/277

事態の分析③

 深夜、暗くて接近しなければ相手をよく見ることは出来なかったのだ。


 このとき相手の男は、私の誠意を無視して傘を片手で捻じ曲げて私との距離を自ら接近させている。


 これだけの腕力を70歳以上の老人が持っていたということは、この男は若い頃、自らの肉体を相当鍛錬していたはずだ。


 しかも私が「なぜ長時間に渡って私を監視しているのか」と最初に問いかけた時から、この老人は、ずっと3方ある道のうち1方ばかりを見詰めていたのだが、警察車輛は、この道からやって来た。


 最初に私が直感したように、この老人は、この道から警察車輛がやって来ることが始めから分かっていたのではないのか?


 検察官は、スクーターに乗って去った男は再び私の元に戻って来たと言った。


 そしてこの戻ってきた男が逃げないように、私がスクーターを蹴り倒したとも言っていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ