表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
248/277

退屈極まりない時間

 傍で会話を聞いていた私も、さっそくこの話術を自分も取り入れる。


 検察庁舎の待合室で検察官の取り調べの順番を待っているとき、警察官が1人だけ待合室の鉄格子の向こう側に座っていた。


 何もすることがなくて、彼は退屈極まりない時間を過ごしている。気を使って私が声をかけた。


「すみません。お水を一杯もらえませんか」


 全くすることがなく退屈な時間を過ごしているとき、退屈しのぎになる何かの用事を与えられることは、むしろ嬉しいことである。


 このことは私自身が何度も留置場生活で経験してきたことである。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ