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イソジンの歌

クリスマスプレゼント

作者: イソジン

クリスマスの歌です

日に日に冷たくなる心を冬と例えて


過ぎ去った夏にはあと何ヵ月?


雪のように募った想いは積もるだけ


朝が来てもきっと溶けてはくれないだろ



冷たくなった布団は埃まみれ


編みかけの白のマフラーは


崩れるのが怖くてそのままで


無気力な僕を見つめてる



なんでもないような言葉が痛いから


クリスマスの歌は聴きたくない


サプライズしようと買った赤い服


袋に入ったまま押し込めた



拝啓サンタクロース様


叶うのならば


もう一度あの日に戻してと


拝啓サンタクロース様


お願いします


願っているが音沙汰もない




日に日に溜まっていたストレスをぶつけて


赤い目をして君は泣いていた


意味のないケンカは傷を作るだけ


朝が来てもきっと塞がってくれないだろ



干からびた花は嘘にまみれ


書きかけの白い便箋は


送る宛がなくてそのままで


意気地のない僕を見つめてる



なんでもないような光景が辛いから


クリスマスの町は歩きたくない


二人で見に来るはずだったんだよ


並木道のイルミネーション



拝啓サンタクロース様


叶うのならば


もう一度あの日に戻してと


拝啓サンタクロース様


願うけれど


大人には目もくれない




白と光に包まれる町


やけに目につく恋人達


君を探して止まらない足


君のいない僕に価値 などあるのだろうか



拝啓サンタクロース様


叶うのならば


もう一度あの人に会わせてと


拝啓サンタクロース様


それはあなた


息を切らして迎えに来た


拝啓サンタクロース様


とんだサプライズね


くしゃくしゃの袋に入ったままの赤い服



























いつから男目線だけの歌だと錯覚していた…?(○染風)

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