付録 人物紹介(第六話までのネタバレあり)
『愛しのヘルガ』
ほかに『狂犬』『悪魔の娼婦』『死神の落とし子』など異名多数。
黒髪青目に褐色肌の長身美女。観客から圧倒的に嫌われている。
『悪魔公フマイヤ』
ほかに『包帯野郎』『クソヘンタイ』『毒蛇』など愛称多数。
『地獄の島』を治める狂気の名君。剣闘観戦が生きがい。
『鉄面鬼マリネラ』
フマイヤの側近で極端な小柄と笑顔。剣闘士にも恐れられる。
『ドネブ大臣』
ほかに『ちっこいオッサン』『余計なデブ』など。
フマイヤと同盟した国の特使。
『酔っぱらいのアイシャ』
ほかに『裏技の女王』とも。かつては『海の女帝』とも。
歴代最弱のチャンピオンを自称する隻眼赤毛の酔っぱらい女。
『ささやくモニカ』
ほかに『無冠の女王』とも。アイシャには『腐れ巫女』『おばはん』とも。
銀髪の美女で、アイシャの飲み仲間。苦無を使う。
『熊のプレタ』
アイシャの舎弟で太った大柄。角度が不便な戦鎚を使う。
『鼬のコルノ』
アイシャの舎弟でやせぎす小柄。小手に固定されてしまった大鎌を使う。
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『完全なるジーナ』
ほかに『天才ジーナ』『英雄ジーナ』『革命者ジーナ』『お嬢ちゃん』など。
歴代最強と呼ばれる少女。かなりの長身。島でも有力貴族の家柄。
『恋するグレース』
ほかに『巨剣のグレース』『傭兵グレース』『灰色髪のグレース』など。
明るい性格の少女。褐色肌に灰色の髪と瞳。
『子猫のルチカ』
のちに『黒猫ルチカ』に。短い黒髪の小柄な少女。
十二人の新人の中では体格も技術も劣りながら、しぶとく食い下がる。
『始末屋ボリス』
ほかに『狂犬』『味方殺し』『処刑屋』など悪名多数。
拳闘使いだが、自分の肉を斬らせまくって反撃をねらう特異な戦術。
独り言がやたら多く、しかもかなり余計なことを言うクセがある。
『美しきクレア』
ほかに『足剣使い』『軽業のクレア』『美脚のクレア』『道化のクレア』『生贄クレア』『ブリッコ芸人』『八方美人』『厚化粧』など。
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『壊れたルドン』
試合では自称の『壊し屋ルドン』で紹介されている。
アイシャと対立する第二派閥の中心。棚のような巨体にサメの鼻をつぶしたような顔。見た目といい勝負の性格。
『鋼鉄のラカテラ』
ほかに『流血鬼』『筋肉バカ』など。やたらと声が大きく顔が濃い。
『土竜のガズロ』
本来は『地竜のガズロ』という通り名の傭兵隊長として広く知られる。
アイシャは自分より強いと評しながら、過去にはカモにしてきた。
『幸運なるダッキー』
アイシャ派閥のひとりで大柄グラマー。売春宿の看板娘だった。
実力より格づけが高い代表格。うっとうしく愛嬌をふりまく。
『八つ裂きミランダ』
バランスのとれた実力派の上位陣で、刃物の名手。
過去には傭兵、盗賊、暗殺者などで稼いでいた。人を刻むのが趣味。
『泣き虫テルミン』
ほかに『皆殺しのテルミン』『人喰いテルミン』『奥さん』など。
臆病な美女だが、アイシャとモニカに警戒されている。
『猛牛ザハン』
グレースに負けた「手堅く安定した」上位陣。筋肉質な大柄。
『蛇使いドモンジョ』
グレースに負けた「からめ手の得意な」中堅。金髪長身の厚化粧。
『空飛ぶノーマ』
名前のみ登場。チャンピオンより強いとも言われるひとり。
『女狐バローア』
剣闘士の中では……特にルドン派閥では珍しくよい容姿。双針の剣を使う。
『震えるカペコッティ』
本編では名前が未出。ルドン派閥で、直立巨大ブタ。
『小怪獣パキ』
本編では名前が未出。ルドン派閥で、ガマ顔の太い小柄。
ルドン、カペコッティ、パキの三人組は『人間かどうかもよくわからない』などと思われてしまいがち。
『悲しきルクレレ』
ブーメラン使いの黒人少女。実力より格づけが低い代表格。
『雨女ネクタ』
刺又使いのもっさり村娘。謎の天運で話題になる。
『夢見るメリッサ』
特異に華麗な衣装と崇高な使命感を身につけながら、武器と戦術がひどい。
『毒蛾のキユ』
靴剣使い。かなりの技巧派だが、下位にとどまるだけの難もある。
『狙撃手スペーダ』
吹き矢使いの大女。武器の選択や調整で損をしている。
『罠師レーニャ』
鋲使いの無表情少女。様々に意表をつく。
『カゲロウのギルマ』
十二人の新人が集まった初日にルチカへ情報交換をもちかける。
『つむじ風のコムリバ』
子供を集めた窃盗団の頭。ナイフの名手。
『一角獣ベレンガリア』
落ち着いた性格の模範的新人。元傭兵の長棒使い。
『カワウソのミュラ』
自己中心的で無神経な甘ったれ。
『樫の木フロッタ』
やせた長身の気弱な美人。刃つきの盾を使う。
『鯨のコーナ』
褐色肌で大柄な網使い。
『薮蚊のドルジェ』
賭け拳闘の選手をしていた長身やせぎすの陰気な皮肉屋。
『水牛リーシーン』
ケンカ屋をしていた大柄な殻竿使い。
『屠殺人リュノ』
丸っこい体で目が小さい。無口で無表情な鎌使い。
『ネズミのベフィ』
新人十二人で最も小柄。成績は悲惨だが、ルチカとの仲は深まる。
『銀胡蝶シアン』
新人では最も好成績で人気も高い銀髪の美少女。まじめで寡黙。
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『トーリヤス公』
大陸の小領主。堅苦しい顔と性格。フマイヤを嫌う。
『曲芸師クレオニール』
クレアの実弟。旅芸人の一座では綱渡りを担当する長身美形。
『リュクルガ』
名前のみ登場。大陸でも圧倒的な大戦力を擁する。
『鴉のブレイロ』
審判を務める小柄な中年女。元チャンピオンのひとり。
『灼熱のヒルダ』
教官のひとりで、筋肉質な大柄女。元チャンピオンのひとり。
『医者の老婆プラクシテラ』
気難しい名医。
『医者見習いヘスポア』
がんばれ。
『悪運のネルケス』
ほかに『花畑のネルケス』とも。海賊の船漕ぎ奴隷にされた漁師だった。




