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霧の勇者は業が深い  作者: 彼岸花@
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旗取り5

◆◆◆旗取り5◆◆◆

「また5人来たわ。」


「なんで砦使わないんだ?」


「待ってたらここから槍を投げられるからじゃない?」


「んー、まぁそうなのかも。」


「ウォーターストライク!」


「「「「アクアエッジ!」」」」


―まだ距離がそこそこあるのに水攻撃をしてきた。


「今度は水属性チームなのか?」


「全然当たってないわね。まぁいいわ。この槍を食らいなさい!」


―マカの投げた槍が盾を構えた敵に防がれた。


「甘いわね!」


―盾で防いでいる隙をついてもう一本投げた槍が敵に当たった。


「舞い上がれ!アクアストリーム!」


「「「アクアウェイブ!」」」


―水流が俺たちに襲い掛かる。


「アースウォール!」


風では難しそうだから、さっきの奴らが使った魔法を真似してみた。


どうやら、指揮官だけは魔法使いのようだな。ん?水がこっちに来ている?


「強力なサンダー!」


「おにいちゃん危ない!」


―マカが光の盾を広げて防いでくれた。


「ねぇ、ねぇ、どうだった?さっきの良かったよね!」


「マカは今日もかわいいよ。」


「えへへ、かわいいだなんて、そんな…。」


「マスター、2人逃げられたよー?」


ミレイが2人は倒してくれたようだ。


「闘技場チーム3名戦闘不能です!水と電気のコンボを防ぐとは、流石は勇者様ですね!」


「フッ、次は我が相手をしてやろうではないか。」


「魔王様、今って攻撃手段ありましたっけ?」


「我は魔王。魔法を使えば問題ない。」


「それ、威力が高すぎるんだよなぁ…。」


「こんなこともあろうかと、用意しておいた魔法がある。任せるがよい。」


「うっかり大けがさせないでくださいね?」


「大丈夫だ、問題ない。」


「また5人でてきたわ。」


「なんか俺ら、訓練か何かに使われてるよね?」


「我に恐れをなしたのであろう。降伏するなら見逃してやらぬでもないぞ。」


「魔王様の力は今封印されております。お気をつけください。」


「ハーッハッハッハ!我こそは魔王ユレイラ・F・キャンサー!人間共に格の違いというものを見せてやろう…!!」


「いくぞぉぉぉおおおお!フレイムランス!」


「「「「フレイムランス!」」」」


―それぞれが何本も出せるのだろう、数十もの炎の槍が放たれた。


「全てを飲み込む魔界の扉が今開かれん、ヘルズゲート!」


―謎ゲートが出現し炎の槍は吸い込まれていった。


「ならばこれを受けてみよ!羽ばたけ、ファイヤーバード!」


「「「「フレイムストライク!」」」」


―多方向から炎の鳥が襲い掛かり、紅蓮の特攻弾となった4人が魔王様を襲う。


「自由を奪うは混沌より誘われし地獄の鎖。ブラッディバインド!」


―小型謎ゲートから出てきた怪しい鎖が敵5人を拘束した。


「あの鎖、もしかしてどこからでも出せるのか?ずるいな。」


「閉ざせ、ブラッドアウト!」


―血を一定量抜いて眠らせる魔法なのだが、バリアが割れて転送されていった。


「フッ、決まった…!!」


「流石は魔王様、見事な魔法でした。」


「うむ、もっと褒めるがよい。」


「それにしても、いつの間にそんな魔法を使えるようになったんですか?」


「Lvを上げたら真の力に覚醒したのだ…!!」


「装備のLvが上がったから魔法が使えるスキルが付いたのよ。装備が強いだけなんだからね!」


「フッ、この装備は我が力の一部。故に、我の強さでもあるのだ…!!」


「うー…次は私が活躍するんだから!」


まぁ、あれだけ使いこなしていれば魔王様の力だよな。口を挟むとややこしくなる気がするから黙っておくけど。




~Bランク闘技場チーム 水魔法小隊~


周囲に水をばら撒き操り翻弄するのを得意としている。


リーダーは雷属性も使える魔法使いなので水を放置していると感電させられてしまう。


魔法使いであっても、見わけが付きにくくするために同じ装備を身に着けている。



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