表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/44

第六話 魔法 そのに

明日も0時に投稿予定です。

(可愛い声だなぁ)


ぼけーっとするアグ。そんな様子をみたマーガレットは心配して。


「アグ、大丈夫?」


と声をかけるも上の空。透き通るように青い瞳をしたアグの目からは、川が流れているように見える。


「ご、ごめんね?怖かったよね…」


今世の母が声を震わせているのに気づき、アグは正気に戻るも。


あう(いや!)あうあうあー(全然大丈夫)(ってえ)!?」


再び呆然とするアグ。それに気づいたマーガレットは彼の視線の先を辿る。

それは、倒れかけた本棚を支える彼女の左手…ではなく、右手の先にあるひとりでに浮いた本へと向けられていた。


「ああ!アグはこれ見るの初めてか!」


先ほどとは一転し、生き生きとした様子で本棚と本をもとの位置に戻す怪力曲芸女ことマーガレット。


「これが絵本にも出てきた『魔法』よ?」


ドヤ顔で床に残っていた本を、手を使わずに再び持ち上げるマーガレット。変わらず硬直するアグ。

一向に動かない彼を心配した彼女が声をかけようとするも。


「……アg」

「おおおおおおおおぅ!?」


彼女が言うに、その時の彼は、産声より大きな声をあげていたそう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↓こちらを押していただくと、『小説家になろう 勝手にランキング』様での当作品の順位が上がります。たぶん。
お時間があれば是非にお願い致します。
(お一人様一日につき一回限定)
小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ