第四十話 課外実習 そのいち
GW始まったと思ったら終わって一週間経ってました。
あれ…おかしいな…もっと充実した休日にする予定だったんだけど…
この世界にも四季は存在する。
もちろん、長さや気候、特色などで異なる点は多岐に渡るが、例えば夏。
「暑い…」
教室の一席、背もたれに思い切り体重を預けながら呟くアグ。
月の平均気温が高くなるという点に置いては前世と同じようだ。
「全くだ…」
彼の机にぐでーっともたれながら同じく呟くはプロメテウス。
「今日は授業無いはずだったのにこんな日に限ってなんで学校へ来なくちゃ行けないんだ…」
「ホントな…課外実習についてとか…明日でもいいだろ…」
「課外実習?」
聞き覚えのない単語に、若干体を起こしながら反復するアグ。
「ああ、課外実習。」
「なにそれ?」
「…え?」
テオは机から顔を上げるとアグを見る。
アグもテオを見る。
アグは彼の言葉の意味が分からないといった様子。
「…マジで?」
ーーーーーーーーーー
「お前な…学校の行事くらいいい加減確認しとけよ…」
「あはは…」
今日の目的も知らず、のこのこ登校してきたアグにテオは頭を抱えながらも説明する。
課外実習。
学園で毎年夏に行われる行事である。
生徒は学校から離れた場所で一定期間生活をする。
その間に行われる様々な行事を通して、自主性、協調性、忍耐性などの力を鍛えることが意図とされているらしい。
ちなみにこの世界にも冬はあるが、あまりにも寒すぎるのでそういった活動は行わない。むしろ学校は休校となる。
「知らなかったなぁ。」
「はあ…まあ、いつものことか。」
そうこうしているとクラスの担任、ダン先生が教室の引き戸を開く。
「さあ席に座れ。お前らが楽しみにしている明日からの課外実習について話すぞ。」
「明日かよ!?」
ずっこけるアグ。自業自得。
ーーーーーーーーーー
「課外実習はひとグループ六人、各学年から三人ずつ駆り出される。で、ひと学年に生徒は大体六十人ずついるから二十個くらいグループができるわけだ。」
ここまではいいよな?、と一度区切ってから続けられる。
「で、みんなには1〜20まで区切られたいずれかのグループに入ってもらうんだが、その振り分けはこちらでやっておいた。スマンな。」
生徒たちから盛大なバッシングを受けながらも涼しい顔をして更に続けるダン先生。正直アグは彼を少しカッコイイと思った。
「今から配る紙にはお前らが配属されたグループの番号と他のメンバー、それに注意事項が記載されている。この紙は当日にも持ってくることをくれぐれも留意しておくように。よし、じゃあマドリーナから名前順に取りに来い。」
何番目かでアグの名前も呼ばれ、紙を受け取る。
(面倒ごとの匂いがする…)
確認しないわけにも行かず、腰を引かせながらも目を通す。
「………………」
紙に書かれている氏名の幾つかはアグネウスの知っているものだった。
というか、アグ的会いたくない人物ランキング首位のスターたちのオンパレードだった。
「アリス・ワンダーランド、オージ・アーノルドって…冗談だろ?」
明日は隕石が降ってくるかもしれない、そう考えずには居られないアグだった。
最初の方のお話とか、書き直したい部分が殆どです。
夏あたりに修正できたらいいですね。
ちなみに僕は口先だけの男だとよく罵られてしまいます…




