死んじゃった彼女の話
事務員のおばさん✖︎障害者雇用枠で雇われた女の子の百合
「死んじゃいたいの。溺死がいい。死ぬんなら」そう言って笑った障害者枠雇用で入ってきた25歳の会話するだけの女の子の花咲茉莉花は仕事中の封筒の名札貼りをしている時に聞こえるだろう声でさっきの言葉を言った。
「ダメだよ。溺死は。ぷよぷよになるから。ねえ、食べ物何が好き?」私は事務員である。ここは老人ホームのゆきあかり。私はそこの事務員で働いてるし彼女は障害者雇用枠で働いている今年25になる花咲茉莉花はそれに戸惑いを見せながらもこう答える。
「ステーキとかサラダとかなんでもいいですね。」静かにそう答えた彼女に私は「美味しいもの食べて元気だそうよ。ね?」と言ったら彼女は頷いた。
後日、
彼女が死んだ。原因は溺死。風呂場で溺死をしたらしい。
彼女は死にたかったと言っていた。彼女が溺死したことを喜べばいいのか私にはわからない。
嗚呼,2度と来ないんだな。そう思うと何故か悲しくなった。
死んで寂しいなくらいは思われたい