014 ミラクルな救出劇
6月6日14:56
どこか分からない監禁部屋でレベッカはナッパと会話していた。ナッパはどうしても核分解及び浄化システムの論文について知りたいことがあるらしい。何度質問してもレベッカは核分解及び浄化システムの論文の全てを話そうとはしなかった。すると、そこにまた誰か入ってきた。
「何しているんだ!さっさとその女に認めさせろ!」(イタリア語)
その声にレベッカは聞き覚えがあった。
「あんた、マッシュね。やっぱりあんたが犯人なんだ。」(イタリア語)
「おいおい。勘弁してくれ。あんたはここに来るなと言っただろう。おかげでこのざまだ。」(英語)
ナッパが呆れる。マッシュはレベッカに近付き髪を掴む。
「さっさと言え!私はマッシュ様から素晴らしい論文を奪った卑怯者の犯罪者ですとな!」(イタリア語)
(これ、似てるのは最初の核構成とその分離だけで後は内容も目的も全然違うんだが)(英語)
マッシュとレベッカの論文を見比べているナッパ。そんなこと気にせずマッシュはレベッカに暴力を振るっていた。そこにノックの音がしたのでナッパが出る。拳銃を持った男がナッパに何か報告していた。
「分かった。引き続き警戒しろ。」(英語)
「了解。」(英語)
男が去るとナッパはマッシュの腕を掴んで暴力を止めた。
「なんだ!?」(イタリア語)
「拠点変更だ。すぐ連れて行く。」(英語)
ナッパは入って来た男達に指示してレベッカを連れて部屋を出た。
「いきなり何をしているんだ?」(イタリア語)
マッシュが聞くもナッパは答えない。用意された車にレベッカを連れて行こうとした瞬間、車が爆発し吹っ飛んだ。
「下がれ!」(英語)
突然のことで腰を抜かしたマッシュをほっときナッパ達は工場内へと逃げる。
「ここがバレるの早くないか?」(英語)
ナッパは拳銃を取り出し周りを警戒する。
「私が来たからには奇跡は絶対よ!」(日本語)
「!?」
「日本語!?」(英語)
突然聞こえた日本語。ナッパ達は驚いていたがレベッカはすぐに理解した。
「カリット!助けに来たわ!」(日本語)
「カリットって誰!?」(英語)
(カリット…ミラクルプリンセス41話で敵兵に捕まった少年。この話でカリットは…後ろに走った!)(日本語)
すぐに理解したレベッカは後ろに向かって走る。反応が遅れたナッパは逃さないとレベッカの足を狙って撃つ。その弾丸をユキカゲが刀で切った。
「マジかよ…日本人凄え。」(英語)
レベッカはユキカゲの後ろに隠れる。そこにリンとクリスもやって来た。
「よく分かったな。」(英語)
「ええ、黙れたわ。まさか救急隊員に化けて誘拐するなんてね。」(英語)
ナッパの後ろからアンジェが来る。彼女の後ろではアランがマッシュを拘束している。
「救急隊員に化けて偽物の救急車に乗せる。そうすれば周りに誘拐されたなんて思わない。だから爆弾で放火したのね。救急車を大量にこさせるために。」(英語)
「正解だ。いい案だろ?」(英語)
「ええ。でもタネが分かったら後は簡単。救急車が出動した病院全てに掛け合って偽物を割り出しこの辺りの全ての監視カメラから場所を特定するだけ。」(英語)
「まったくやってくれたな誘拐犯。」(イタリア語)
アンジェの隣にアランが並ぶ。周りには特殊部隊がライフルを構えている。ナッパ達も拳銃を向けるが差は圧倒的だった。
「あ〜、ダメだこれ。武器も勝てないし人質もいない。戦っても負けだな。」(英語)
「潔いわね。」(英語)
「だろ?だから逃げる。」(英語)
ナッパは両手を挙げると裾から煙玉を出し辺り一面を真っ白にした。アンジェはすぐにサーモグラフィカメラを装着して見るがナッパがいない。仕方なくナッパと一緒にいた男達を倒し拘束した。
「逃げられた!」(英語)
「まぁ、とりあえずレベッカは取り返せたしなんとかなったのかな。」(英語)
クリスがレベッカの縄を解く。レベッカはユキカゲを見てニヤリと笑う。
「さすがね。」(日本語)
「そっちこそ。よくあれで反応出来たね。」(日本語)
「何回見てると思ってるのよ?あの世界に行きたいと思うほど見てたのよ。」(日本語)
日本語に話し合い笑うユキカゲとレベッカ。日本語がまだ疎かなアンジェ達は悶々としている。
こうして、ノーベル賞受賞者誘拐事件は幕を閉じた。しかし、この事件が歴史に名を残す大事件の始まりに過ぎないことを誰も知らない…そう、この大事件を起こそうとしている者達以外…
「•••で、成果は?」(英語)
「レベッカ•キュリーは奪還されたが彼女のパソコンをハッキングした。」(英語)
「それで分かるか?」(英語)
「専門家に頼めばな。」(英語)
「よし。帰ってこい。」(英語)
「了解したぜボス。」(英語)




