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封印されていた最古の魔王。しかし、復活したら美少女になっていた。さらに、その体は呪われています!  作者: 斉藤一


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捕らわれのライカとミレ

トトは倒れているノロイの方を見ると、どこからかアイテムを取り出した


「これ、ここで拾った。使ってみるか?」


それは氷の様に透明だが氷と違って冷たくなさそうだ


トトはノロイの口にその氷を入れる。すると、一瞬で溶けた


「ん……ここは?」


ノロイは目が覚めたようだ


「トトが目覚めのアイテムを使ってくれたのだ」


「目覚めのアイテム? すまない、助かった」


ノロイはトトにお礼を言うと、トトは照れたように頭をかいた


「そっちは仲間が全員見つかったようだな」


「ああ、僕たちはこれで全員が揃った。次は、君たちの仲間を探そう」


「協力してくれるのか?」


「あったりまえじゃねーか。なあ、テット」


「そうだね、お姉ちゃん。私たちも手伝うよ!」


ツェナーはテットの頭を撫でると、テットもフンスと両手をグーにしてやる気を見せた


「じゃあ、さっそく行きましょう!」


アクアはさっさと歩き始めたがどこへ行くつもりだ?


「道は分かるのか?」


「……分からないわ!」


「階段、こっち」


トトが洞窟の中を指さす


トトについていくと、洞窟の中数十メートル進んだところに階段があった


「気は進まないけど、俺が先頭で行く」


ノロイがそう言って階段を降り始める。我達もはぐれないように着いていく


今回は、森の中だった


「あー、ここはライカに会った森だな」


ライカとミレは一緒に居るだろうし、もしここに居ればまた全員揃う事になる


「ソナー」


「行っておいで、虫たち」


ノロイは魔法で、チックは虫で探索する


「……居ないのか?」


「人は見当たらないけど、洞窟のようなものがあるみたいだ」


「トトの居た様な洞窟か? 行ってみるか」


我はチックに着いて行く。しばらく歩くと、森の中にポツンと洞窟があった


「どっかでみた洞窟だな」


「ダンジョン内にダンジョンか?」


我は嫌な予感がしたが、調べないわけにもいかないので中に入る


中は通常の岩のような壁になっている


「あら、お久しぶりですね」


「……ムッキーか?」


ライカのメイドのムッキーが何故か居た


「何故ここに?」


「何故とは? ご主人様の留守を守っているだけですが」


「ライカは?」


「ミレさんと一緒にこちらに居ますよ」


ムッキーはそう言って別室に案内してくれる


「こちらです」


ムッキーは扉の前で待機している。我達は扉を開けると、落とし穴に落ちた


落とし穴の底にはご丁寧に尖った岩が敷き詰められている


「ウィンド・シールド!」


我は慌てて岩の上に風の盾を張ると、他の皆も落ちないようにした


「何しやがる!?」


ノロイがそう叫ぶと、ムッキーの口がまるで裂けたように開き、「ケケケケケ」と笑い始めた


「あれはムッキーじゃないのか?」


「ウィンド・スピア」


我は魔法でムッキーの腹を攻撃する。ムッキーの服が破れて腹があらわになるが、無機物操作くんが無い


「偽物か」


我達の思考を読んで作り出した見た目だけの偽物の様だ


「ウィンド・フライ」「ウォーター・ピラー」


我は空を飛び、皆を盾ごと水の柱で持ち上げると落とし穴から脱出した


「ご主人様はこちらですよ?」


ムッキーの偽物は次の部屋へ走って逃げる


その部屋へ入ると、ライカとミレが鎖で繋がれていた




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