表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
封印されていた最古の魔王。しかし、復活したら美少女になっていた。さらに、その体は呪われています!  作者: 斉藤一


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

52/135

ダンジョン4階

ダンジョンの4階は、3階が水であったのが嘘のように、砂漠だった


「ここへ来たのは私たちが初めてね!」


普通の冒険者なら、トロールにすら勝てないだろう


ただ、死んだ冒険者の持ち物がドロップしたり、宝箱があるから無理に潜る必要もないが


「暑いわね……」


アクアはすでに後悔したような顔をしている


「どんなモンスターが出るのかしら」


ミレは情報を集めようとしている


「ソナー。……うん? 階段がないな」


「ソナー。確かに、一面砂だけだな」


我も探ってみたが、音にぶつかる様な遮蔽物すらない


「もしかして、砂に埋まってる?」


ミレが嫌なことを言う。もし埋まっていたらソナーでは見つからない


「ここは、本当にダンジョンの中なのでしょうか?」


ビルが言う通り、どう見ても数キロ四方が砂であり、降りてきた階段以上の高さの天井がある。さらに、疑似太陽のようなものまである


「砂漠に転移させられたと言われた方がまだしっくりとくるな」


ノロイは「とりあえず水をくれ」と座りだした


「ウッド・ツリー。ウォーター」


砂に木が立つのか不安だったが、きちんと根を張った木が生えた。そして、水を水差しに入れる


木の陰で皆で休むと、砂がもこもこと盛り上がってきた


「何、あれ」


ライカが指さした瞬間、地面の下から大きなミミズが出てきた


「ジャイアントミールね」


ミレは冷静に言うが、ライカは「ミミズ!」とすでに逃げ腰だ


「焼けばいいんじゃないか?」


そう言われてハッとしたライカは「ライトニング・ランス」と槍を飛ばした


しかし、ジャイアントミールはパクリとその槍を食べた。ダメージは無さそうだ


「ミミズっておいしいの?」


エリザが聞くが、我も食ったことは無い


「どうなのだ?」


「誰も食ったことは無いわ!」


「え? もちゃもちゃしておいしいわよ?」


アクアは食ったことがあるらしい


「じゃあ、アクアに任せる」


そう言って我達は腰を落とした



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ