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トロール
オート・マタが戻ってきたことに気づいたのか、ノロイが棺桶から出てくる
「ん? 何かあったのか?」
人形を回収しつつ、あたりが爆発でひどいことになっている事が気になったようだ
ノロイの棺桶は、防音も完璧らしい
「私が、罠を発動しちゃって。ごめんなさい」
「罠まであるのか。オート・マタが罠にかかっていないところをみると、人間に対してだけ発動するようだな?」
重さ感知や魔力感知型の可能性もあるが、もしそうならモンスターが全て罠を起動させているだろう
「よし、マップを作製している間、敵が寄ってこないようにしてくれ」
そう言ってすぐに、さっきの音につられたモンスターが集まってきた。エリザは寝ている
「ライトニング・ウォール」
「私は、隠れています!」
「私も」
ビルとミレは隠れているようだ
寄ってきたモンスターは、トロールだった
 




