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封印されていた最古の魔王。しかし、復活したら美少女になっていた。さらに、その体は呪われています!  作者: 斉藤一


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盗賊参上!

「見た目はガキでしたが、明らかに強さが桁違いでした。私の魔法にあっさりと対抗しましたし」


「むぅ、それは大問題だな。お前の強さを100としたら、そいつの強さはどれくらいだ?」


「わかりません」


「分からないだと?」


「はい、全く本気を出していないようでしたので」


「はっ、負けたいいわけか?オバさんはみっともないな!」


「なんですって!では、エンカが行けばいいでしょう」


「いいだろう。いいよな?親父?」


「セッカがあっさり負けるような奴にお前が勝てるはずがないだろう」


「何だと!私の方がセッカより強いんだ!」


エンカはそういうと、許可も出していないのに勝手に出て行った


「はぁ、我が娘ながらわがまま過ぎる」


「しかし、早急に対策する必要があるかと」


エンカに見張りをつけることにして、四天王で対策を練ることにした



「はぁ、はぁ、ちょっと、はぁ、はぁ、スピードを下げて、はぁ、はぁ、くれない?」


我が後ろを見ると、はぁはぁ言っているミレと、顔が汗か涙か涎か分からないようなライカが見えた


「おえ、げほっ、み、水……」


「ウォーター・シャワー」


我は弱い水をライカにぶっかけた


「ありがとう……」


ライカはその水を飲みながら、倒れこむ


「少し休憩したらどうだ?」


「そんな暇はない」


「わ、私からもお願い」


ミレも休憩に賛成した


「あんたたち、何でそんなに体力があるのよ」


「はあ?タフネス・ヒールがあるだろうが」


「そうだった!私にも使ってよ!」


「仕方ないな、マオ、使ってやれ」


「タフネス・ヒール。ライカにはクリーンもかけてやるか」


「相変わらずすごいわね、あっという間に元気になったわ!」


「ギルド員なのに魔法も使えないのか?」


「そんなに万能なら、ギルド員なんてやらずにもっと他の事をしてるわよ!」


「確かに」


「よぉ、そこの冒険者たち、金だしてくんない?」


見ると、休憩中にいつの間にか盗賊に囲まれたようだ


「こっちは20人もいるんだ。抵抗しないで金を出せ。ああ、女は抵抗するぐらいが好みだがな」


「げひひひひ」


「うわ、めんどくせーのにあったな。休憩した責任だ、お前たちで何とかしろ」


ノロイはそういうと、棺桶の中に隠れる。


「おい、あいつ女を残して一人隠れやがったぞ!はっはー、みんな、身ぐるみ剥いじまえ!」


うぉぉと向かってくる盗賊に、ミレは格闘で、ライカはライトニングで対抗する。我はウィンド・フライを唱えると、空中でホバリングする


「あの女、空を飛んでやがる!弓使い、撃ち落とせ!」


魔法を使えるやつがいないのか、弓矢を飛ばしてくる。当たり所が悪かったら死ぬぞ?


「ウォンド・アロー・ホーミング」


我はすべての弓矢を風の弓で撃ち落とす


「きゃぁ!」


ミレが劣勢のようだ。ノロイの棺桶は、防御魔法でもかかっているのか、剣で斬りつけられても表面ではじいている。ライカは今までの憂さ晴らしをするように、盗賊を黒焦げにしている


「この魔法使いの赤髪の子供だけ強いぞ!囲め!」


我はミレにタフネス・ヒールをかけてやる。ライカは……大丈夫そうだな


「ラージ・ライトニング・サークル!」


ライカは我ごとライトニング・サークルで攻撃すると、ほとんどの盗賊がしびれて動けなくなった


「我を巻き込むでない」


「はっ、この程度の魔法が効くとは思ってないよ」


まあ、実際効いてないが。でも、後ろのミレは痺れているぞ。我はミレにヒールを使って治してやる


「あ、ありがと」


まだ少し痺れているようだ


「終わったか?」


ノロイが棺桶を開けて顔をのぞかせている


「お前も参加しろ!」


ライカがそう怒鳴る


「俺の代わりにマオが参加しているだろ?あいつは俺の人形なんだから、俺が参加しているも同然だ」


「そういう問題じゃない!」


我は、ノロイに何を言っても無駄だと思っているので静観する。ミレは、何か使えるものが無いか、盗賊に盗賊行為をしている


「バード・コンタクト」


ミレは鳥を召喚すると、「この場所に盗賊が居るので捕まえるように」とギルドに報告した

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