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僕が好きな妖怪は全員男だった。!?おねショタ式神ハーレム
五歳の石動アラトは15歳離れた姉が地方の専門学校に家を出た。ある夏に新聞を読みながらテレビを見ていたら、外国の観光地を紹介していた。レポーターの後ろを通り過ぎる凄まじく麗しい大精霊と付喪神を見てしまう。大妖怪ぬらりひょんはこのお二人が紳士でしかも既婚者だと知っている。何よりぬらりひょんはアラトに名前と居場所を教えることをためらった。期待の眼差しを向けるアラトに本当のことを伝えるのも癪だ。大妖怪300の事典を完成するか、成人するか。いつかあの大妖怪に会うためにアラトの妖怪伝説が幕を開けた。