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プロローグ 1

バレンタインでコウと付き合うことになってから一か月後、ホワイトデーの時にはコウにバームクーヘンをお返しでもらいました。

そして、今日はお兄様達の卒業式の日です。生徒会としての準備は中学の時よりも大変でした。卒業式の後、私はお兄様とユイさんに花束を渡しました。

「お兄様、卒業おめでとうございます。少し、寂しくなっちゃいますね。」

「学校ではもう会わないからね~。スズ、それは南沢に?」

「はい。ユイさんにはお世話になってますから。」

「だったら、行っておいで。俺とは家でもはなせるからね~。」

お兄様にそう言われ、ユイさんのもとに行きました。

「ユイさん、卒業おめでとうございます。」

「あら、ありがとう。寂しくなるわね。」

「本当ですね。ユイさんとまた会いたいです。」

「ふふっ。私もよ。よかったら、今度久しぶりに一緒に遊びにでも行きましょ。スズ、忙しそうだったから最近は全然行けなかったし。」

「わ、それは嬉しいです。是非。」

ユイさんと遊びに行く約束が出来て良かったです。その後は一緒に写真を撮ってからわかれました。人気なユイさんをずっと独り占めは出来ませんからね。


卒業式の一週間後にあった修了式も特段何事もなく終わり、春休みに入りました。春休みの間はユイさんと遊びに行ったり、ラン達と遊びに行ったりもしましたし、お父様とお母様がこっちに来てくださり一緒に出掛ける事も出来ました。それ以外にもコウとは付き合う事になったのですからその、デートにオペラを見に行くこともありました。もちろん、遊んでいる合間に春休みの宿題と生徒会の仕事として入学式の準備などもしました。その間にヒロインさんがいろいろとこっそりと動いているみたいでしたが忙しくてあまり把握できていません。家族も忙しいので頼むことが出来ませんでした。サトミさんの元に行ってからはサトミさんが上手く手綱を握っているからか静かですが聞いたところによると、サトミさんは北嶋家から追い出されたみたいでその後の行方は誰も分かってないみたいです。サトミさんがいない今、ヒロインさんが静かなのは気になります。何事もなかったら良いのですが。

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