プロローグ 1
友人であるココに呼ばれて私、ラン、アヤの3人そろった途端、ココが信じられないようなことを仰られました。
「ねぇ、3人は転生とか信じる?」
はい?もう少しでこんな言葉が出そうになったのは秘密です。ランとアヤを見たら2人とも困惑した表情をしています。いったいココはどういう意味でこのことを仰られたのでしょう?とりあえず口を開きましょう。
「「ココ?急にどうしたんですか?」」
あ、ランと被りましたね。そして、アヤはなんだか静かです。こういう時こそいつも以上に頭の回転が速くなるのにどうしたのでしょうか?
「あ、あのね。驚くと思うし、信じなくていいから聞いて欲しいの。私は転生者でね、この世界は【ライラックの花束を君に】っていう名前の乙女ゲームの世界なの。それでね…」
と、ココは何やらよく分からないことをどんどん仰っていきます。とりあえずココが仰ったことをまとめますと
お兄様、コウ、セイ、北嶋圭悟様、カズくん、橘正輝様が攻略対象でカズくんと橘正輝様は隠しキャラであり、ゲームで一定の条件を満たしたら攻略することが出来る。
ランと私がヒロインの好感度により悪役令嬢でありサポートキャラにもなり、庶民のヒロインを気に入らずにいじめるもしくはヒロインの健気さに感銘を受けいじめをやめて助けにまわる。
そして、ゲームの題名にあるライラックの花言葉の通りヒロインと攻略対象の初恋がテーマ。だから逆ハーレムはなし。最終的にどのルートでも親の不正が発覚し、まだ高校生のお兄様達が家を継いでヒロインと助け合いながら生活していく。隠しキャラはまた別の問題が発生する。
という感じみたいですけど到底信じられませんね。
ココは急にどうしたのでしょうか?信じられる話ではないですけどココがこのような手を凝った嘘を言うはずがありませんし、もし、本当だとしても私とランが悪役令嬢だと伝える必要性がありません。