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バレンタイン

「今年もまた1つもチョコレート貰えないんだろうなぁ...」と学校に登校しながら思う。

とか思っていると

「優太ぁぁぁぁぁぁぁ」と後ろから大きな声で俺を呼ぶ声がした。

「またお前か...」こいつは葉山透。同じ高校に通う高校2年生だ。


「こんな日に大きい声出すなよ」


「優太なんかあったのか?」


「あぁ、またこの日がやって来たと思うとな...」


「バレンタインのことか?」


「お前は毎年チョコ貰えるからいいよな。」


「当たり前だろ?俺かっこいいし」


「黙れ」

とか話していると学校に着いた。



何か皆ソワソワしているな。

「透、逆にお前はなんでソワソワしてないんだ?」


「逆になんでお前はソワソワしてるんだ?」


「なんでって、バレンタインだからに決まってんだろ?皆チョコ貰えるかどうか不安なんだよ」


「チョコって貰えるもんじゃねぇの?」

と言った瞬間なにか透は鋭い視線を感じた。

「優太」


「なんだ?」


「なんか皆から睨まれてる気がするんだが?」


「お前があんなこと言うからだよ」


その時

「関口くん、ちょっといい?」

俺を呼んだのは学校一の美女でありクラスメイトの神崎一夏だ。

( ( な、なんで俺なんかを... ) )と思う。

「神崎さん、何か用?」


「ちょっと来てもらえる?」


「分かった。」

と言って2人は屋上に向かった。


「用ってなに?神崎さん」


「あのね、これ関口くんのために作ってきたの」


「これって?もしかしてチョコ?」


「うん」


( ( も、もしかして毒とか盛られてるんじゃないか? ) )と心の中で思った。


「これって義理だよね?ありがと」


「違うよ。私関口くんの事が好きなの」

俺はからかわれているんだ。そう思うしかなかった。だって相手は学校一の美女、まさか俺なんかに告白してくるなんてありえない。

「神崎さんこれって何かの罰ゲーム?」


「え?罰ゲームじゃないよ。本気だよ」

もう今起こっていることに思考が追いつかない。頭の中はパニック状態だ。

「神崎さん、少し考えさせて」と言って教室に戻った。


家に帰りよく考えてみると神崎さんが冗談で告白してくるなんて考えられない。

なんであの時告白を即OKしなかったんだろ?と自分に対して怒りを覚えた。


結局その日の夜は一睡もできなかった...









読んでいただきありがとうございます。

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