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④
僕が居なくなった図書室では_____
「もぅ、良いところだったのにぃ」
制服を直しながら出てきた1人の女。
「ハハッ…まぁ、また今度ね」
その女の後ろからシャツのボタンを閉めず、聞かれた事に対して気にしない様子の1人の男が出てきた。
「そうね、またシたくなったら連絡ちょうだいね。湊っ」
そう言いながら女は乱れた制服を綺麗に直し、図書室を出ていった。
「…今度なんてねぇよ」
女の気配が無くなり、湊と呼ばれた男はボソリと呟く。
「……ん?」
机の下に何かが落ちている事に気づき、近づいた湊は
「ふーーん」
その何かを拾い、不敵な笑みでその場を後にしたのだった_____