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罰ゲーム  作者:
7/8

第7話 美咲ちゃんと悠斗くん

《姫百合 美咲》



「美咲~こっち~」

「おー」

「そこ、悠斗の後ろ~」

「ん。あれ?」

「どうした?姫百合」

「や、隣、まだだなぁって」

「そういや来てねーな」

「あー…隣は潤くんだよ」

「マジで?!」


そう言って驚いたのは真神だった。


「何でお前が反応すんだよ」

「あ、や、別に?そ、それよりアイツ助けなくていいのか?」


真神に言われてそちらを見やると、爽浪は皆に責められまくっていた。『責める』というよりは『攻める』といった感じだ。


「大丈夫だろ。……多分」

「多分て……」


大丈夫…かな……何か私のせいで…申し訳ないなぁー……


「どうやったら、止められると想う?」

「簡単だよ~」


「え?」


「止めてあげて♡って言えばいいんだよー」

「最後のハートは何だ…?」

「えー、絶対止まるよー」

「無…無理!」

「言ってみろよ」

「真神まで!」


「ほらほら、悠斗も言ってることだしさ」

「ハートとかつければ可愛くなるんじゃね?あ、優衣だから可愛く聞こえんのか」

「バカにしてんのか?」

「ホント可愛いげねーな」

「あぁ、言ってやるよ!言えばいいんだろ?」


クソッ…


仕方ねぇー。言うか…。


「…や、止めて…あげて…?」


「は、はぃ!止めます!」

「姫百合さんが言うなら!」


恥ずかしすぎるだろ…。何の羞恥プレイだよ。


「可愛かったよー美咲ー」

「ハートついてなかったけどな」

「う…うるせ……」


「まぁ、可愛かったんじゃね?」


真神はそう言って、私の頭をポンッと軽く叩いた。その後軽く撫でてくれた。


「…。」

「悠斗も素直になればいいのにー。でも、悠斗にしては頑張ったね~」

「うるせー……」

「可愛いって言われた…」

「うわー!それ以上言うなー!」


悠斗は照れたように俯いていた。




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