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サンガリオン  作者: 白野シャチ
二章 学園と勇者

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94/97

94話

 ブルーサラマンダーの怒りの炎は、周囲を火の海と化す。

 ブルーサラマンダーの必死の抵抗にモニカ様は、氷の矢を撃てずにいた。

 もし、撃てば氷の矢と青い炎がぶつかり合い大規模な水蒸気爆発する可能性がある。

 その事に恐れモニカ様は、撃つことが出来ない。


「どうにかしないと。」


 ロイドは、そう呟き考えなしに炎の海に突撃する。


「おい。ロイド! 待て!」


 シリウスのその言葉でロイドは、止まることはない。

 鉄も溶けるほどの灼熱。

 その身を焦がす痛みは、測り知れないほどの激痛。

 ロイドは、皆を守るため、その痛みに耐えブルーサラマンダーに一矢報いようと剣を振り下ろす。

 しかし、炎の海の発生源であるブルーサラマンダーの熱は、全てを溶かすほど。

 ロイドの剣は、ブルーサラマンダーの身体に触れることもなく刀身は、チョコレートが溶けるようにドロドロになって消える。

 近づいてきたロイドに気付き灼熱の尾で振り払う。

 威力に押し負け吹き飛ばされ地面に転がる。

 ブルーサラマンダーの尾は、脇腹にヒットしていた。鎧は、溶けて肌には、火傷を負っている。

 灼熱の中。まともな空気も吸えず一息するたびに肺が焼けるような痛みが走る。

 さらにブルーサラマンダーに当たられたダメージは、悶絶するほどの激痛。

 ロイドは、立つことも出来ない。


「・・・僕は、死ぬのか。」


 死の淵に立たされたロイドの目の前に何処からともなく降ってきた白く輝く剣。

 その光は、強く輝きを放ち。ロイドの周囲の炎を裂きロイドの傷を癒す。

 何かを察したブルーサラマンダーは、ロイドを頭突きで吹き飛ばそうと突撃する。

 だが一足遅かった。

 ロイドは、立ち上がりその剣に手を伸ばし引き抜き振り掲げる。

 刀身は、白く輝く。その光は、部屋全体を包む。

 光が晴れると炎の海は、消えていた。まともにその光を浴びたブルーサラマンダーは、怯みその場にダウンする。

 強烈な光を放ったせいで全ての魔力を消費したロイドは、力付きその場に座り込む。


「モニカ様! 今です!」

「はい!」


 巨大な氷の矢は、ブルーサラマンダーの身体を貫く。

 ブルーサラマンダーは、長い断末魔をばら撒きながら仰け反りガラスが砕け散るように身体は、爆散し無数の青白い星屑となって霧散する。

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