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サンガリオン  作者: 白野シャチ
二章 学園と勇者

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89/94

89話

 勝ちを確信したリザードマンは、シリウスに嘲笑する。

 シリウスは、ニヤリと笑った瞬間。

 青い血が飛び散る。

 リザードマンは、悲痛の叫びを上げる。

 リザードマンは、右腕を誰かによって斬られていた。その傷は、深く骨まで見えていた。右腕を抑え振り返るとそこには、シャルルが立っていた。


「シリウス様。ロイド君、モニカの詠唱がまもなく終わります! 下がってください!」

「了解!」

「わ、わかりました」


 シリウスは、立ち上がると同時にモニカの方へと走り出す。シャルルは、盾を構えてゆっくりと下がっていく。

 ロイドは、リザードマンの猛攻を掻い潜りモニカの後ろへと素早く移動した。

 杖を天高く掲げているモニカの周囲には、炎の槍が4本、宙に形成されていた。


「お兄様。ロイド君。お待たせしました。では、リザードマンさん方。私の炎をご賞味あれ」


 撃ち出される炎の槍は、リザードマンたちの盾を溶かしリザードマンたちを貫き灰となった。

 四人は、勝利のハイタッチをする。

 ルクスは、賞賛の拍手を送る。


「ふん! どうだ! 俺たちは強いだろ?」


 ドヤ顔をするシリウスたち。


「良かったと思いますよ。 ですがもう少し早く倒しましょう」

「・・・つまりまだまだ、だと言うのだな」

「まあ。そう言うことですね」

「そっか。お前たち、進むぞ」

「はい」


 心配する騎士たちを差し置いて奥へと進むシリウスたち。

 雷光の魔宮の一層目、ボス部屋。

 通常のリザードマンよりも2倍の大きさのある青いリザードマンは、挑戦者たちを待っているかのように王座に座っていた。

 そこへ、青白いモヤが扉の隙間から現れモヤは、女性の姿へと変わっていく。


「あの方の『覚醒』に一役買って頂いましょう」


 女性は、何も無いところから真っ白な杖を召喚して杖を青いリザードマンに向ける。

 杖の先端に白い光が集まり球体になる。

 白い光球を青いリザードマンに放つ。光球がリザードマンに命中すると繭へと変わりリザードマンを包む。

 しばらくすると繭に亀裂が走る。繭を破り現れたのは三メートル以上ある青いトカゲような生き物だ。

 女性は、青いトカゲが生まれたことに満足したような笑みを浮かべる。


「ふっふふふ。まさか、『ブルーサラマンダー』に進化するなんていい素材だったのね。さてさてもうすぐ彼らがここに来るし私も見学しましょうか。」


 女性は、青白いモヤへと変わり天井に張り付く。

 ブルーサラマンダーは、部屋の中心へとのしのしと移動し身体を丸め眠りについた。

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