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サンガリオン  作者: 白野シャチ
二章 学園と勇者

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85/94

85話

 ヴァイアが『嫉妬ノ王』になり去った訓練場は、静寂だった。

 操られていただろうバルトは、洗脳が解け混乱している中でも冷静に俺とロイド以外は、教室へと戻し、他の教師に事情を話していた。

 俺とロイドもことのあらましを話し現場検証を行なってその日を終えた。

 学生寮に戻るなり俺は、ベッドにダイブしてうつ伏せる。

 シャードデーモンのゼノス。

 前に戦ったよりも強かった。いや、前のアイツとは、性格が違うように感じた。

 前のアイツは、事あるごとに激昂していたし攻撃も荒々しかった。攻撃は、今回も変わらなかったか。

 サンガリオンのことやゼノスの目的、ネコとルナの関係性、わからないことが多すぎる。


「ヴァイアは、魔人になったし。謎ばっかだよ。もー。わかんないよ。」

「そうですね〜。サンガリオンは、見つかりましたか?」


 聞き覚えのある声。

 起き上がり声の方へと向く。

 ルナがバナナを剥いて食っていた。

 あれ、俺の朝食じゃんか。またこの子勝手に食ってやがる。


「ルナさん。なんでいるんですか。」

「ん?。キミに伝えたいことがあるだ。で? サンガリオンは、見つけた?」

「見つかってないですよ。」

「ふぅーん。そっか。まだか。じゃー悪い知らせから教えるね。アイツらが本格的に動く。備えてね。」


 アイツらか。ゼノスたちのことか。それとも魔王か。


「ルナさん。アイツらって」

「あー。言ってなかったけ? アイツら――『太陽教』のことだよ。」


 ルナは、バナナを全部食って「あ、もー終わっちゃった。もっと食べたかなぁ」と呟いている。

 太陽教か。リアさんが作ってくれた資料に書いてあったな。確か、この世界を破壊しようとした太陽神を崇める宗教だったよな。


「まあ。『太陽教』の残党は、ゼノスだけなんだけどね。彼は、――――だしね。」

「今、なんて言いました?」

「そっか。まだ。聞き取れないか。なら今は、いいや。そのうち教えるね。そういい知らせだけど」


 人差し指でビシッと俺を指す。


「――ロイド君。彼は、勇者になりかけてる。あと一押しだから頑張ってね。バナナありがとう!またね。」


 ルナは、月光へと消えていった。

 俺は、横になって天井を眺める。

 勇者に覚醒か。あと一押し。ん。もーいっそのこと、皆を宝具神殿に放り込んだ方がいいのでは。・・・シリウスに怒られそうだけどやってみる価値は、ありそうだな。ふぅふふふ。楽しみだ。

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