8話
怪物を見るような視線が背中に刺さる。考えてみればそりゃそう。3歳児がモンスターを一撃で狩る姿は、怪物そのものだろ。
恐る恐るリアの方見るとぶつぶつと何か言っている。そうか。怖いよな。下を向いってギュッと棍棒を握る。
リアがゆっくりと俺を抱きしめられ俺は思わず離れてしまう。
リアは俺に笑みを見せたと思ったら急に泣き出す。
「・・・ここから早く脱出しましょう!ルクス様!!」
「ボクが怖くないの?」
思わずそう言ってしまった。急いで口を塞ぐ。
リアは、優しく俺を見ていたが足は震えている。
「ルクス様は、怖くはないですがここは怖いです!いつ襲われるか分かったもんじゃないですから!!」
そう言われ笑うのを我慢できず笑ってしまった。そっか俺は、怖くないか。よかった。安堵からくる笑い。リアは、真っ赤にして「ルクス様!笑わないでください」という。「ごめんなさい」と笑いながら謝罪をする。
「ふぅー。笑った。笑った」
「ルクス様。置いていきますよ・・・いえ、むしろ、置いていかないでください!」
「・・・はいはい。行くよ。リアさん」
「はい!」
俺は、リアの手を握り不敵な笑みを見せる。リアは何かを察知したらしくリアの可愛らしい笑顔は、渋柿を食べたような渋い表情になっていく。
「リアさん。全力で行きますね!」
「待っ」
リアが何かを言うとしていたが気にせず全力で駆け抜ける。凧が上がるようにリアは、浮き上がり「ぎゃあーー」と悲鳴をあげる。
リアの悲鳴には、気付かず俺は「ヒャッハー!汚物は、殲滅じゃい」と言いながら目につくゴブリンたちを倒しながら出口へと向かった。




