79話
ゴーレムの腕で薙ぎ払う。
素早い攻撃にギリギリの所で盾でガードするもシャルル様は、吹き飛ばされる。
立ち上がろうとした。その瞬間、ゴーレムの拳が目の前に迫っていた。シャルル様は咄嗟に目を瞑る。
ゴーレムの安全機能が働きシャルル様の数センチ手前で動きが止まった。
「負けました。」
シルドがゴーレムに挑む。
レイピアを構える。素早い動きでゴーレムを翻弄し隙をついて各関節を狙い突きを放つが少しのダメージしか与えられていない。
防戦一方だと思われたが徐々に動きが読まれゴーレムの反撃が始まった。
シルドのいく先を予測したゴーレムの一撃は、シルドの足を掠めシルドは転倒した。
以外と皆、ゴーレムに苦戦しているようだ。ゴーレムにしては、早いけどそれでも対処出来ると思うんだけどなぁ。
シリウスが俺の隣に立つ。
「ルクス。あの武器は、ガジルが作ったものか?」
「そうです。名匠ガジル作、紫電です。すごい切れ味ですよね。」
「よく作ってもらえたな。」
「かなり説得に時間がかかりましたよ。」
「そうか。――でこのクラスに見込みのあるやつはいるか?」
腕を組み壁にもたれるシリウスは、唐突にそんなことを言ってきた。
正直いえば、ないとは、言い切れない。
「んー。微妙ですね」
「そっか。」
「まぁ。宝具神殿に放り込めば多少は、強くなりますよ?。放り込みますか?手伝いますよ」
周囲の殺す気かという視線が刺さる。
「お前な。そんな無茶なことを言うな」
「そうですか?。僕の部下は放り込みましたよ。今では、頼れる男になりましたし。他の部下たちも全員、一階層ぐらいなら単独で探索できますし」
そう言った瞬間。その場が凍りつく。
「え?なんですかその反応。僕変なこと言いました?」
「おい。ちょっと待て単独と言ったか?」
「え?はい。それぐらい普通ですよね?。」
俺が所属している冒険者ギルドの支部は、初心者を除いて単独で一階層は、探索できるしなんなら衛兵だって出来る。
別におかしいこと言ってないと思うんだけど。まぁいいかっか。
見ていないうちにボロボロになったシルドが拳を天高く掲げ勝鬨を上げていた。足元には崩れたゴーレムが横たわっていた。
おー。ゴーレムの弱点である関節にダメージを与え続け自壊させたか。これは、賞賛の拍手を送るしかない。
「ルクス。拍手しているようだがシルドは、強いか?」
「え?弱いと思いますよ。倒すのに時間かかりすぎですし。」
「そっか。あの時間で遅いのか。」
ん?。おかしいこと言ったかなぁ。レオなら五回の攻撃で倒すだろうし。リアなら2撃ぐらいで倒せると思うけどな。




