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サンガリオン  作者: 白野シャチ
二章 学園と勇者

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77話

 鍛錬を終えシャワー浴びて朝食を済ませ教室へと向かう。その道中でシリウスたちと出会い共に向かうことになった。

 教室の扉に手をかけた瞬間。

 少し嫌な予感がした。開くと昨日と変わらない雰囲気で予感は、的中しなかった。


「どうされましたか?」


 モニカ様が心配そうに俺の顔を覗く。


「なんでもありません。」

「そうですか。」


 ヴァイアの視界に入る。シリウスに怒られたことで落ち込んでいるようで俯いていた。

 クラスメイトたちと雑談をしているとチャイムが鳴り各々の席に着き、バルトを待つ。

 バルトが教室に来て朝のホームルームを始まりそのまま、学園内の案内をしてくれた。

 昼食を終え訓練着に着替え訓練所に来ている。

 各々が得意とする武器を携えて訓練が始まるのを待つ。

 初日の訓練だし流石に真剣を使うことはないだろう。今日は、この後、紫電の試し斬りのために宝具神殿に潜るぞ。

 バルトが刃にカバーとしたハルバードを持って訓練所にやってくる。


「全員揃ってるな。では、午後の実践講習を始めるぞ。と言っても今日は――」


 バルトは、奥の土で作られた人形を指差す。


「あのゴーレムと一人一人戦ってもらう。そうだなぁ。最初は――ルクス。お前からだ」


 バルトは、ハルバードの先、槍の分で俺を指す。「おー」っと周りのクラスメイトたちは、ざわめく。

 試し斬りができる。どうしよう。やべ。楽しみすぎる。


「わかりました。確認なのですがあれ壊れても直ります?」

「あー。自動で直るぞ。戦う時は、そこに立てば、動き出すからな」


 自動で直るのか。なら手加減は、いらないな。

 バルトに言われた場所に立つとゴーレムは、ゴゴゴゴっと音を立て動き出す。


「よし。起動確認。いつでもやっていいぞ」

「わかりました。」


 紫電に手を置き軽く息を吐く。

 まずは、小手調べ。魔力は、込めず切ってみるか。

 ゴーレムが俺の間合いに入った瞬間に紫電を目にも止まらぬ速さで抜き下段から頭上へと振り抜く。

 まるで感触がなかった。スッと刃が通りゴーレムの右腕を斬り落とす。

 思わず口元が緩んでしまった。紫電を抜く際も違和感なくスッと抜けた。この刀。マジでいい。

 やばい。もっと試し斬りしたい。でもこの程度なら魔力込めなくていいな。さぁもっと切るぞ!!


「おい。それ。宝具じゃないよな」


 バルトが何か言っている。宝具?。これは確かに宝具クラスの刀っていいかもしれない。


「いえ。違いますよ。」


 振り返ると皆が口を開けていた。何を驚いているのだろうか。

 腕を斬り落として止まっていたゴーレムが動き始めたしさぁ。ゴーレムでもっと試せるぞ。

 油断している俺の頭上から振り下ろされた拳を斬り落としていつもの癖で勢いのままゴーレムの首を斬り落とすとゴーレムの動きが止まってしまった。


「あれ?もう終わりですか。まだ三回しか切ってないのに。はぁー。このゴーレム。弱すぎますよ。」

「いやそのゴーレム。期末試験の討伐対象なんだが。」


 目が点になってしまった。この程度のゴーレムが試験の敵なの。弱すぎでしょ。いや、この刀の切れ味がチート級なだけか。


「これが若き英雄の実力か。」


 実力?。俺は、まだ全力でやってないのに。過小評価されてしまった。

 

「え?3割ぐらいの力ですよ。」


 そういうとバルトは、俺の肩に手を置く。


「――お前は、見学だ」

「え?なんでですか!?」

「強すぎだ。」


 バルトからそう言い渡されおもちゃを取られた子供のように落ち込んで壁側で体育座りをする。もっと斬りたかったよ。技とか使ってみたかったよ。

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