46話
監視塔で一人の衛兵が望遠鏡で怪しい土煙りを確認した。
土煙りを上げ二十万体のゴブリン軍が街を目指し進軍している。
ゴブリン達は、鉄鎧、剣や槍、弓を持っていることが確認された。
「う、嘘だろ。な、なんであいつら武装しているんだよ」
「おい!どうした!」
「ゴブリン共が武装してやがる」
「はぁ?どうせ竹槍とかだろ?」
怯える衛兵がしょうもない冗談を言ったと思った衛兵が望遠鏡を覗いた瞬間、青ざめる。
ゴブリンは、5歳児並みの知力しかないと思われていた。そのため、ゴブリンは、鉄装備を作るだけの知恵がないとされていた。それが今、鉄一式の武装。まるで人同士の戦争かのように。
「今すぐ、ルクス様に伝えろ!!あの数じゃ!」
「わかりました!伝えてきます。」
衛兵は、慌ててルクスの元へと走り出す。
「まずいまずい!このままじゃ。この街は、落ちる。あんな数に勝てるのかよ」
「やるしかないだろな」
そこへ。ダンディな衛兵がやって望遠鏡を覗き豪快に笑う。
「あれと今から戦うのか!やるしかねなぁ!」
「・・・怖くないんですか?」
「はぁ?怖い決まってんだろ?。でもよ俺たちは、守るもんがあんだろ、そいつらが死ぬ以上怖いもんがあるか?」
怯える衛兵は、首を横に振った。
「だろう。ならやるしかねぇだろ?。それにあのボンボンが命張ろうとしてんだ。・・・それにこれは噂だがあのボンボンは、一人でゴブリンジェネラルと戦うらしいぞ」
ダンディな衛兵は、タバコを咥え一服する。その煙を手で払り不思議そうな顔する怯える衛兵。
「流石に嘘ですよねえ」
「どうだがねぇ。あのボンボンなら・・・いやなんでもねぇ」
怯える衛兵は、首をかじげる。ダンディな衛兵は、遠くを見つめる。




