表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
サンガリオン  作者: 白野シャチ
一章 疫病と強欲の王

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

45/49

45話

 領民の避難が完了し衛兵及び冒険者の配置も完了して籠城作戦の準備は、万端だ。あとは、アルスが連れてくる騎士団と共にゴブリン達の殲滅作戦に切り替える。

 アルスが来るまで持ち堪えるだけだ。

 俺は、防衛の最前線で最後の指示を終え、作戦会議用のテントで待機していた。

 ほんとにこれでよかったのか。もっといいやり方があるはずだ。不安ばかりが先走る。


「ルクス様。どうなされましたか。」


 俺が不安になっていることを理解したのか衛兵長が優しい口調でそう問いかける。


「不安なんだよ。」

「ルクス様も人間なんですね」


 俺の不安を取り除こうと冗談で衛兵長は、そう言ったのだろう。

 

「・・・僕は人間ですよ?」

「そうですかね。幼い頃から宝具神殿を攻略したり時には凶悪な盗賊団を捕まえたり、この領地のため、知恵を搾り領民達を貧困から救いになった方でも10歳の初陣は緊張なされますか」


 自分のことでもないのに誇らしくそう言った衛兵長は、テントの出入り口を開き話を続けた。


「年端もいかない貴方様は、この街をこんなにも豊かにした。大丈夫です。アルス様や貴方様の政策で我は、強くなりました。多くの冒険者も快くこの作戦に参加してくれた。自信を持ってください。」


 そうだ。俺はこの街を。いや俺たちがこの街を守りたい気持ちは一緒なんだ。


「ありがとうございます。衛兵長。」

「いえ。それに大丈夫ですよ。きっとアルス様がお強い騎士団を連れてきますから」


 そこへ一人の衛兵が慌てた様子で走ってくる。


「失礼します!。ゴブリン軍勢の全貌が明らかになりました。総数・・・二十万!」


 推定よりも多い。二十万か。・・・覚悟を決めるか。


「わかった。それでいつこの街に来そうだ?」

「・・・あと1時間以内には、来ます。」


 衛兵は、俯く。そりゃ、不安だよな。俺だって不安だし。


「わかった。衛兵、冒険者達に集めろ。籠城作戦実行するぞ」

「「はい」」


 衛兵団、冒険者達を集め壇上に上がる。


「ぼ、俺は、ルクス・ドラニクル!父、アルス・ドラニクルに変わりこの作戦の責任者だ!お前達もわかっているだろが二十万のゴブリンの軍勢がこの街を目指し進軍している!だが恐る必要は、ない!アルスがこの国が誇る最強の騎士団を連れてくる!それまでこの街を防衛すればいいだけの事だ!気を引き締めろ!作戦開始!!」


 俺は抜刀し刀を掲げると同時に「うおぉぉ!」と大地が揺れるほどの雄叫びが上がる。

 この瞬間に籠城作戦が開始された。

本作を少しでも気に入っていただけましたら、ページ上部や下部から『ブックマークに追加』をぜひよろしくお願いいたします。

ページ下部の星で評価も是非よろしくお願いします。

評価していただいたら泣いて喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ