44話
朝日がソファに眠る俺の額を照らす。その眩しさで目を覚ました。
「・・・もう朝か早いな。」
と呟きながら背伸びをして起き上がる。ベッドの方を見るとまだレオは、「ぐがー」といびきをかいて寝ていた。
まったく布団も剥いでるし。風邪引くぞと心の中で文句を言いながら布団を治す。
頭もスッキリしたし昨日やれなかった分の仕事やりますか。
仕事をやり始めてすぐにリアがコーヒーを持ってきてくれた。コーヒーを飲みながら書類仕事を進めようやく、書類の山の一部が消えた。
仕事やり始めてから1時間後。レオがハッと起き上がり周りをキョロキョロとして俺が仕事をしていることに気がつく。
「ルクス様!おはようございます?」
「ん。おはよう。」
レオは、何か考え事をしながら俺の前まで来る。
「俺。生きてますよね?」
「え、生きてるぞ?」
何言ってるんだろ。昨日の戦闘から目覚めたばっかで混乱してるのか。しゃーないな。
「いやー。さっきまで白い空間に居ましてねえ。ネコって名乗る変な人に俺が『勇者』と会うらしくって勇者を守って欲しいみたいなんですよ。あれはきっと夢ですね」
ネコって名乗る不審者。勇者。夢。・・・ネコって人はわからないけど勇者か。ロイドのプロローグの可能性が高くなったな。ロイドとレオが会うのか。
「・・・勇者か。レオ。まぁ。その事は頭の隅にでも置いてください。」
「え。はい」
そんな事は今考えてもわからない。そんな考察よりもレオを鍛える方が優先だ。
「ということでレオ君。昨日の続き。やりましょうか」
その一言でレオは、一気に青ざめる。隣に居たリアは、「マジで言ってるこの人」と小声でそんなことを言っていた。
え。そんなに非常識なこと言ったかな。
そうして俺は、嫌がるレオ達を連れて冒険者ギルドで新しい情報を手に入れて衛兵所で兵長と避難誘導、防衛に関する会議をして宝具神殿で通常のホブゴブリンの討伐マラソンをレオにさせながら俺はミミック狩りに勤んだ。
レオの訓練や会議を繰り返し時間は流れ、決戦の日がやってきた。




