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サンガリオン  作者: 白野シャチ
一章 疫病と強欲の王

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38/48

38話

 サラマンダーは、ホブゴブリンを睨みつけていた。


「我が主よ。アヤツ。なるほど。ホブゴブリンの変異種か」

「え?変異種?」

「なんだ。知らんのか。」


 サラマンダーは、呆れてため息をこぼしそういった。レオは、不満そうにしているがサラマンダーは無視してレオの前に来て二本足で立ち偉そうに仁王立ちする。


「無知な主のためにこの我が教えてしんぜよう!」


 なんだ。こいつ。めっちゃ偉そう。と冷やかな目でサラマンダーを見つめる。チラッとリアがホブゴブリンと戦闘しているのが見え焦ったレオは、サラマンダーを無視して共闘しようと走り出そうとするがサラマンダーに行手を阻まれる。


「ちょっと待てい!」

「そこ退け!リアさんが危ないだろうが!」

「あの小娘なら大丈夫だ!死にはせん!」

「変異種の話ならあとでルクス様に聞きます!」

「・・・了解した。ルクスとやらはあの小僧か。・・・まぁ良かろう。・・・なら我の使い方を教えてやる。主よ。上段斬りの構えをしろ」

「え?でも」

「いいからその場で構えよ」


 レオは、クエスチョンマークを浮かべながらサラマンダーの指示に従い剣を頭上に振りあげる。


「目を瞑り、ゆっくりと深呼吸するだ。ゆっくりとゆっくりとだ。そしたら、魔力を我が剣にゆっくりと流すんだ。」


 サラマンダーの指示に従い剣に魔力を流す。するとサラマンダーは、炎に戻り刀身に螺旋を描くように宿ると巨大な剣形をした炎となった。

 リアがレオの行動を確認するとレオからホブゴブリンを離すために肌に薄い傷をつけて距離を取る。

 ホブゴブリンは、リアのその行動にイラつきレオがサラマンダーに魔力をチャージしていることに全く気づかなかった。

 レオの魔力が膨れるにつれ炎の火力が増していく。その熱気に気づいたホブゴブリンは、慌ててレオを倒そうと行動する。

 青白い宝石ような短剣がキラッと青白い光を放った瞬間。リアの影が伸びホブゴブリンの影を掴むとホブゴブリンの動きが止まった。


「武技『シャドーバインド』。さて反撃の準備は出来ました。」

「キサマ!!!」


 ホブゴブリンは、さらに頭に血が昇り我を忘れてシャドーバインドを破りリアに大剣を振り下ろす。

 ホブゴブリンの影は、リアに覆い被さるとリアは、くすっと笑う。懐から影刀を取り出す。


「宝具解放『シャドーダイブ』」


 リアがそう唱えると影刀から黒い光が放たれる。その光はリアの全身を包むと水の中に沈むように影へとリアは、入りホブゴブリンの渾身の一撃を回避する。

 リアはレオの背後に現れた。

 ホブゴブリンは、その時、気づいた。レオの一直線上にいることに。

 レオの膨大な魔力と巨大な炎の剣に命の危険を気づき避けようとするが動けない。

 ホブゴブリンは、リアの影を振り払われたと勘違いしていた。わざとリアはホブゴブリンの影を離し、ヘイトを自分に向けるモノだった。

 そして、シャドーダイブでレオの背後に立ちホブゴブリンの影を再度掴みホブゴブリンを拘束した。

 レオはゆっくりと目を開ける。


「準備は出来た。さあ。全力で振り下ろせ。」


 サラマンダーのその命令にレオは、全力で炎の剣を振り下ろす。

 天井まで届いた炎の剣。その火力は、離れた位置に立っていても大量の汗をかくレベル。

 それが今、ホブゴブリンに振り下ろさせる。

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