31話
会議を行ってから一か月後。
感染対策の効果が出ているのか。感染者が想定以上に少なく。死亡者も少ない。
しかし、ゴブリンの目撃情報があってもその生息地が絞れない。困ったものだ。どれぐらいの人員を割けばいいのかわからない。
ある程度は絞れている。だか確定する要因がない。
その他にも俺には、悩みの種がある。それは。
「さて。どうしたものか。」
「ルクス様。また、レオが来ておりますがどうしますか?」
そう。その悩みの種はレオだ。ここ、一か月間。毎日ように家臣にしてくださいと来る。
ため息が自然に溢れる。
「ルクス様。レオの様子がいつもと違うですよ。」
「え?」
「今日はあってみるのが良さそうな気がします。朝から変な胸騒ぎがするんです」
リアの不安そうな表情。リアの勘は当てになるし今日の所は会ってみるが吉か。
「わかった。その勘を信じよう。通していいぞ。」
「はい」
リアはレオを呼びに向かった。
しばらくしてバンっと扉が開く。焦った様子のレオが息を切らしながらパクパクと口を動かしているが全力疾走してきたのか、全くもって聞こえない。
「どうした。リアさん。レオに水を頼む。」
「了解しました」
レオは、リアから水をもらうと一気飲みして息を整え俺の机をバンっと叩く。
「ルクス様!大変なんです!早くギルドにお越しください!!」
「何かあったのか?」
「説明は、ギルド向かいながら話しますので来てください」
準備を済まして俺たちは、ギルドに向かった。
ギルドに向かいながらレオの話を聞いた。
まとめるとキタラクノ森と呼ばれる原森林に冒険者パーティーが全滅した。救出しに向かった冒険者パーティーがゴブリンの軍勢を確認した。その数、少なくても十万体以上。かなりやばい状態だ。しかもゴブリンの上位種が複数種確認したという事だった。
軍備を揃えてゴブリン軍に対抗しないとこの街が危ない。




