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サンガリオン  作者: 白野シャチ
一章 疫病と強欲の王

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19/48

19話

 バックステップをしてアデルから距離を取る。

 しかし、アデルは、再び視線から消え右拳が僅かに見え防御しようとするが防御に気付かれ右拳を引き今度は、左のストレートが来る。

 しゃがみ、左ストレートを回避しアデルの顎を狙い頭突きをするが防御される。次の一手を警戒し互いに距離を取る。


「おいおい。泥臭い闘い方は、ほんとに貴族か?」

「勝つためならなんだってやりますよ。」


 ニタっと笑うアデルは、呼吸を整え一歩前踏み込み気合の入った正拳突きを放つ。到底当たる距離でない事で油断した俺に正拳突きで押し出された空気の弾丸が防御が待ち合わず直撃する。

 直撃した腹部に強烈な痛みが走る。その痛みに我慢し油断した己の頬を引っ叩き気合を入れる。

 神経を研ぎ澄まし血液と共に魔力を身体に循環させ肉体を強化し前方に力強く一歩踏み込みアデルの懐まで入り右ストレートを放つ。

 ドーンと衝撃音が鳴り響く。軽々と俺の拳を片手で防いでいた。歓声が上がる。「あのガキ。強いと思っていたがギルマスに防御させたぞ」、「見てみろよ。あのガキ無傷だぜ」、「ガキ!ギルマス倒せ!」など歓声が飛び交う中、リアの心配そうに俺たちの闘いを観戦している。

 

「なぁ!」

「ほー。いい拳だ。」


 腕を掴まれ反対方向へと投げ飛ばされた。

 三回転宙返りをして着地した瞬間。目の前にアデルの拳が迫っていた。左側に顔を傾けて拳を回避する。


「これも避けるか」


 アデルは、3歩後ろに下がり拳を構える。その構えは、あえて隙を作っているように見える。呼吸を整え身体に酸素を回す。

 強い。思っていた以上に強い。楽しい。全力出しても倒せるビジョンが浮かばないのがいい。

 アデルが引き顔になっている。

 

「お前。何、ニヤついているだよ」

「え?。」


 俺は自分の顔を触り表情を確認する。アデルが言うように俺は、笑っている。


「ふぅー。久しぶりの強敵と戦えているから楽しんですよ。貴方も楽しいんでしょ?」


 その問いにアデルもフッと笑う。

 

「いいね。ますます気に入った!。」

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