16話
『冒険者』。
富、名誉を得るためなら危険な試みに挑む者たち、また、未知へと探検する者たちの総称である。
『冒険者ギルド』。
冒険者の管理や仕事斡旋、魔獣素材買取などを行う管理組織。
その冒険者たちには、『ランク』と呼ばれる階級制度がある。上からA、B、C、D、E、Fの順になっており新人はFからスタートなる。そして冒険者登録ができるのは10歳以上からとなっている。とリアから冒険者ギルドに向かう道中で説明を受けた。
「ルクス様。こちらが冒険者ギルドとなります。」
赤煉瓦造りの三階建て。木製の門。『冒険者ギルドドラニクル支部』と青文字で大きく書かれた看板。
自慢げに両手を広げてここが冒険者ギルドの自慢の建物と言わんばかりのアピールをするリア。
「ここが冒険者ギルドか。」
ゲームとは少しデザインが違う。前世の記憶では、古びた建物だったのようなでいかにも荒くれ者たちが居そうな場所だったのに。
今の冒険者ギルドは、清潔感があって偏見だけど優秀な人材が居そう。
エスコートするリアは、ウキウキしながらギルドの門を開く。
リアがギルドに入った瞬間。ギルド内の目線を一気に集めた。注目されるリアは何処か誇らし気なっている。「瞬影のリアじゃねぇ?隣にいる奴誰だよ。いけすかねぇ男だな。」「アイツ。ガキかよ。ガキがここに来るんじゃねよ」「俺たちのリアちゃんがーー」と俺を睨む冒険者たちの陰口が聞こえる。随分とリアは人気らしい。
リアは、陰口をいう冒険者たちを睨みつける。その目に冒険者たちは萎縮する。
俺たちの元へ筋骨隆々な大男がやってきた。




