表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
サンガリオン  作者: 白野シャチ
序章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/48

10話

 迫る鬼神。

 俺は、リアの後ろに隠れるがリアは俺を引っ張り出そうとするが全力で抵抗する。


「ほら。私の後ろから出てきてください。ティマ様が来ますよ!」

「やだ。絶対怒られる。」


 そうあの激昂している鬼神は、俺の母。ティマだ。俺は、母親からも宝具神殿には、行かないようにと注意されていたが好奇心には、勝てず両親に黙って宝具神殿に潜ってしまったのだ。それがバレた今。絶対に怒られる。


「リア。そこを退いてくれるかしら」


 ティマは、優しいトーンでそうお願いする。リアの元気な「はい」という返事に退こうとするなよと思いながらリアの動きに合わせ後ろに隠れ続ける。


「ルクス君。怒ってないから出てきなさい。」


 ティマは、優しくそう言うがその言葉は、絶対怒るやつですよと思いながら恐る恐る顔を出す。ティマの優しいそうな笑顔。しかし、その瞳は、怒りで満ちている。

 その瞳に圧倒され素直に従うことにした。しょぼしょぼと下を向きながら歩く。

 リアから離れるとティマが膝をついて俺を優しくぎゅーっと抱きつく。安心感ととても心配していたんだということが伝わってくる。


「ごめんなさい」


 そう謝罪が自然と出た。


「分かればいいのよ。それとお説教と収穫の話は、お父さんと交えてね」

 

 ティマは、強く抱きしめて耳元でそう囁いた。その発言に俺、この人、何処まで知ってるのと血の気が引いた。


「お母様。どこまで知っているのですか?」 

「私は貴方の母親よ。なんでも知ってるわよ」


 ティマは、そう言って離れ笑みを浮かべ家がある方角へと歩き始めた。リアもティマの後に続いた。俺は、ポカーンと開いた口が塞がらず母親ってすげーなと思いながら夕日を眺めるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ