声が出ない僕の魂を刈りにきた悪魔の話。
彼は事故による心因性のショックで声が出なくなってしまった。ある日彼が病室に戻ると、窓辺には少女が物憂げな様子で空を見ていた。腰のあたりでカールしている艷やかな黒髪と、月の光に煌めく紫紺の目を持つ彼女の頭には普通ではない一対の黒い角がそびえ立っている。彼に気づいた少女は、勢いよく振り返り、さっきまでの様子が嘘のような快活な笑顔で彼に告げる。「こんにちは! 私は悪魔! 君の魂をもらいに来たんだ!」彼は悪魔と過ごすうちに、心の傷を癒していく一一
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六月二十一日 僕が彼女に出会った日
2025/04/17 19:10
(改)
五月の半ば 僕の声が出なくなった日
2025/04/17 20:17
五月十五日 僕が高二になって初めて登校した日
2025/04/18 21:41
六月二十日
2025/04/19 18:52
六月二十一日 僕に悪魔が会いに来た日
2025/04/20 21:27
六月二十二日 僕が悪魔に詰め寄った日
2025/04/22 19:28
六月二十三日 僕が悪魔に起こされた日
2025/04/23 21:38
六月二十四日 僕が悪魔を見た日
2025/04/24 21:46
(改)
六月二十一日 私が人間に会いに行った日
2025/05/04 12:39
六月二十一日 人間の声が出なくなっていた日
2025/05/07 22:17
六月二十四日 私が悪魔になると決めた日
2025/05/27 16:30