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近づく距離

イーサン様と手を繋いで歩くことが、こんなにも幸せなことだなんて、思ってもみなかった。


さっき、あんなに告白してしまったけれど、彼は優しくて、私の気持ちを受け止めてくれて、本当に嬉しい。


その時、イーサン様が少し照れたように、笑いながら私の顔を見てきた。


「アステリア、呼び方を変えようか?」


「え?」


呼び方を変える?


突然の言葉に、私は少し戸惑う。

でも、イーサン様の顔を見ていると、自然とその言葉を受け入れたくなる。


「僕は、アステリアを『リア』って呼びたいんだ」


「リア?」


びっくりして目を見開くと、イーサン様は優しく微笑みながら言った。


「うん。なんか、そう呼んだらもっと近く感じるし、アステリアにも気持ちが伝わる気がして」


その言葉に胸がキュンとした。


「わたくしも……イーサン様をもっと親しく呼びたいですわ」


「じゃあ、俺のことも呼んでみてくれる?」


少し恥ずかしそうに言うイーサン様の顔を見ると、なんだか愛しくて、つい笑みがこぼれる。


「では、イーサン……」


「うん?」


「イーサン」


私はそのまま、自然にイーサンと呼んでみる。


その一言が、二人の距離を確実に縮めた気がした。


イーサン様も嬉しそうに、私の目をじっと見つめてきた。


「リア、呼んでくれてありがとう」


その笑顔が、今まで以上に私の心を揺さぶる。


「わたくしこそ、イーサン、ありがとう……!」


再び手をしっかり握りしめると、イーサン様は私に向かってゆっくりと微笑んだ。


「これからは、もっとお互いのことを知っていこう、リア」


「はい、イーサン! ずっと一緒に、ずっと…」


その瞬間、私たちの手はしっかりと結ばれ、心の距離も一気に縮まった。

なろうで小説書くの始めたのがつい最近で、それまで文章は緩い感じで考えてたんです。

肉付けし始めたらもう止まらない止まらない!

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