ヒロインのターゲット:イーサン
昨日はマクシミリアンにもランベルトにも話ができなかったから、今日はイーサンに会いに行く!!
4人の中で一番好きだったのが実は、イーサンなの!
見た目が凄く好きなんだよね!
イーサンルートの悪役令嬢は、確かアステリア!
アステリアの見た目って不気味なんだよね~。
髪の色とか目の色が、よくある魔王の色てきな!
まぁ、嫉妬して私のこと殺そうとしたら、逆にイーサンに殺されるっていう可哀想なキャラなんだけどねー!
ゲームでは編入から2日目の放課後に出会ってたからちょうどいい!
♦
あ!イーサンがいた!
でも、怪我してないなぁ、これじゃなんもスチル発生しないじゃん!
まあいいや!話しかけてみよう
「すみませーん! あなたはもしかして、騎士団長の息子さんですかっ?」
「そうだけど、君は誰?」
うんうん、やっぱりイーサンがいっちばんイケメン!
「ミミって言います! ミミは、こないだ編入してきたんです! 歩いていたら迷っちゃって、、
ここに来たらこんなにかっこいいあなたがいたので話しかけちゃいました! お名前はたしか、イーサン様でしたよね!! きっと毎日鍛錬を欠かさずしているのでしょうねっ! ミミ尊敬しますぅ! カッコイイです! もしよろしければ、学園を案内してもらえませんかーー!」
一気に言い切ってやったわ!
ほかの攻略対象に会えないとなると、もう目の前にいるイーサンに全注ぎするしかない。
「うーん、申し訳ないんだけど、僕には婚約者がいてね、彼女を悲しませることはしたくないんだ」
「婚約者、、ですか?」
「うん!アステリアっていうんだけどね、とても美しくて優しくて神々しくてまさに女神。僕のことをすごく愛してくれて僕のどんな愛情も受け止めてくれるんだよね凄いでしょ?他にもね――」
息継ぎもせず、アステリアの好きなところを言いまくってくる、、。
なに?
こんな性格じゃなかったじゃん!
それにゲームじゃ仲良くないはずだよね!?
「あ、あの!ではアステリアさんも誘って3人で歩きませんか!」
不本意だけど、アステリアも誘ってあげる。
「ん? アステリア? いつ、君にアステリアと呼ぶ権利をあげた? 君、あれでしょう?王太子に無礼にも話しかけた、危険な生徒。 いろんなとこで噂になっているよ?」
「は?」
なにそれ
誰がそんなこと、、
まさか悪役令嬢!?
腐ってる!!!
「何か失礼なことを考えてる顔をしてるね。 この噂はそれを見ていた生徒たちから流れてきたんだよ。 だから、そんな危ない生徒を僕の愛しい婚約者に関わらせたくないんだよね。 アステリアに今後関わらないで?約束ね。」
一方的に言われた約束のことなんて、ミミの耳には入ってこなかった。
なんで?
ミミはヒロインだよ?
鍛錬場からいなくなるイーサンの背中を見つめ、ミミは呆然とする。
ミミの耳
ぶふぉっ




