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王太子の別荘にて!!

 学園入学を控えた16歳の私たちは、お互いの婚約者を引き合わせて親睦を深める機会を作ることにした。その場として選ばれたのは、王太子マクシミリアンの別荘。

広大な敷地に囲まれた美しい湖畔の邸宅は、まるで絵画の中の世界のようだった。


 「せっかくの機会ですから、自炊をしましょう!」


 タリアの提案に、皆が賛成した。

貴族としての嗜みはあれど、実際に自炊をする機会は少ない。

だから、こういう特別な時間だからこそ、普段できないことをしたい。


 「僕は火を扱うのは得意だよ!」


 ベテアルが張り切って薪を割り、イーサンが手際よく食材を切る。その横でランベルトが慎重にスープを煮込み、マクシミリアンは焼き加減を確認しながら肉を焼いていた。


 「なんだか、とても新鮮ですわね。」


 シビルが微笑みながら鍋をかき混ぜると、ヘレナが隣で味見をしながら頷いた。


 「意外と楽しいかも。」


 アステリアも生地をこねながら笑みを浮かべる。タリアは皆の動きを見ながら指示を出し、全員で協力しながら料理を仕上げていった。


 食卓に並んだ料理は、決して豪華とは言えないが、心のこもった温かい食事だった。普段は宮廷のシェフが作る洗練された料理を口にしている王太子でさえ、「悪くない」と満足げに微笑んだ。


 「すごく楽しいな。」


 ランベルトが珍しく感情を言葉にすると、皆が嬉しそうに頷いた。

こうして、私たちはただの貴族ではなく、共に学び、支え合う仲間になっていくのだと実感する。


 夜になり、暖炉の前で談笑しながら過ごすひとときも、忘れられない思い出となった。

学園生活が始まれば、また新たな試練が待っている。

それでも、この日を思い出せば、どんな困難も乗り越えられるような気がした。


 「また、こうやって集まりましょうね。」


 そう約束しながら、私たちは静かな湖を眺めた。


 夜更け、私たち悪役令嬢4人組は食卓に集まり、この先のことについて話していた。

そんな時、背後で物音がする。


 振り向くと、そこにはイーサンとマクシミリアンが立っており、少し気まずそうな顔をしていた。


 「ごめん、盗み聞きするつもりじゃなかったんだ……」


 イーサンが申し訳なさそうに言う。しかし、マクシミリアンの瞳は真剣だった。


 「一体、何故皆が死ぬ話をしているんだ?」


 私たちは答えに詰まり、言葉を探していると、騒ぎに気づいたランベルトとベテアルもやってきた。


 もう逃れられない。

私は、転生の事実を隠し、私たち4人が全員同じ夢を見たことにして説明をした。


 話を聞いたイーサンは、険しい表情で口を開く。


 「そんな女、ただの色狂いだろ……」


 「夢の中の僕たちは、婚約者である君を捨てて、

そのヒロインとやらに現を抜かしていたんだね……。」


 マクシミリアンも深く息をつき、私たちを見つめた。


 「怖い思いをさせてごめんな……」


 「僕は君しかいないんだよ。」


 それぞれがそう言葉をかけてくれる。


私はふと疑問に思い、口を開いた。


 「……どうして、こんな話を信じてくれるの?」


 彼らは少し驚いたようにこちらを見つめた後、イーサンが静かに微笑んだ。


 「君たちが真剣な顔で話していたからさ。」


 ランベルトが眼鏡を押し上げながら、冷静な声で続ける。


 「普段の君たちは、こんな風に怯えたり、不安そうにすることなんてないだろう? そんな表情をする理由があるのなら、それを無視するわけにはいかない。」


 ベテアルは腕を組み、少し考え込むように言う。


 「それに……もし本当だったら、君たちだけで抱えるには重すぎる。」


 最後にマクシミリアンが優しく微笑んだ。


 「君が見た夢がどうであれ、俺たちは俺たちだ。それだけだよ。」


 その言葉に、胸がじんと熱くなる。

 この話を共有できたことで、私たちはますます強く結ばれた気がした。



 この話を打ち明けたことは、案外良い方向につながったのかもしれない。



ちょっと展開無理やりにしちゃったかな、、?

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