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公爵令息ルートの悪役令嬢タリアside①

わたくしの名前は、タリア・ファヌウスと申します。

かつては日本の女子高校生でしたが、気がつけば、

最愛の推し——公爵令息ベテアル・ランハート様の婚約者として、

この世界に転生しておりましたの。


けれど、彼のルートを知る者として、私は絶望せずにはいられませんでした。

ゲームの中の彼は、まだ平民だったヒロインと城下町で運命的に出会い、

迷子の子供を優しく慰める彼女の姿に心を奪われ、わたくしに一方的な婚約破棄を申し出ます。

そして、私は悲しみのあまり心身を弱らせ、そのまま儚くなってしまう……。


そんな結末、絶対に受け入れませんわ。

だってここは、ゲームの世界でありながら、もう"ゲームの中"ではないのですもの。


わたくしのすべきことは一つ。

彼の心を、わたくしだけのものにしてみせますわ。


まずは婚約したばかりの今、しっかりと距離を縮めなくては。

ベテアル様は、公爵令息でありながら常に民を気にかける、誠実で優秀な方。

彼の関心を惹くには、やはり城下町をともに歩むのがよいでしょう。

街並みを巡り、彼が愛する人々の声に耳を傾け、わたくしもまた、彼の視界に映る"特別"になってみせます。


そうと決まれば、まずは彼にお手紙をしたためませんと。


机に向かい、上品な筆致で綴る文字。

そして、封をする前に、ヘレナ様から聞いた"彼の好み"を思い出します。


——薔薇の香り。


ふふ、なんてロマンティックなのでしょう。

そっとお気に入りの香水を振りかけ、甘く優雅な余韻を添えて、封を閉じました。


乙女のたしなみですわ。

さあ、わたくしとベテアル様の物語、ここからが幕開けですわよ。

一番淑女然とした話し方です。

特に髪の色は文章内で触れていませんでしたが、、


タリアの髪の色はサファイヤのようなブルーで、瞳の色は穏やかな水面のような水色です。

ベテアルの髪の色は妹と似た色の紫です。瞳は先祖返りで青色。

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