次期宰相ルートの悪役令嬢シビルside➃
休憩の時間がやってきた。ランベルト様は少し肩を伸ばしながら、深呼吸をしていた。私も一緒にティーセットを用意して、軽食を並べる。お茶の香りが部屋を包み込んで、静かな空気が流れた。
「お疲れ様です。少しだけお休みなさい。」 私が微笑んで言うと、ランベルト様はゆっくりとお茶を注ぎながら、私に視線を向けてきた。
「そうだな…少しだけ、休憩しよう。」
その後、私はランベルト様と並んで座り、しばらく無言でお茶を楽しんでいた。でも、どこか落ち着かない。どうしても、彼のことが気になって仕方なかった。
お茶を飲み終えたランベルト様が、軽食のケーキを一口食べると、ふと驚いたような顔をした。
「これは…ちょっと、強いな。」
「そうですね、ちょっとラム酒が入っているようです」 私はにっこり笑って答えた。
ランベルト様は、無理に笑っているような表情で「なるほど」と言ったが、
すぐに顔がほんのり赤くなった。
「あれ?どうしたのですか?」
私が心配して声をかけると、ランベルト様は少し笑って首をかしげた。
「なんだろうな、少し…酔ってきたようだ。」
彼はそう言って、少し笑ったが、その笑顔がどこかいつもと違って、柔らかくて甘く見えた。
私は少し心配になって、ランベルト様の顔を覗き込む。
「なんだか体が熱くなってきた。」
彼は少し目を閉じて、再びゆっくりと椅子に腰をかけた。
その顔は、いつもよりも柔らかく、少し困ったような表情をしている。
ランベルト様は酔いが回ってきたのか、少し顔が赤くなり、目がとろんとした表情で私を見つめていた。その瞳の奥には、普段の冷静さや厳しさが消え、ただひたすらに甘えたような光が宿っている。
「シビル、近くに…」 彼の声が少し震えて、まるで心の奥から声を絞り出すような感じだった。
私は驚きながらも、ランベルト様が差し出す手に自然に手を伸ばし、その温もりを感じ取る。
彼の手のひらは、ほんのりと温かく、微かに震えていた。
それを感じ取った私は、思わず彼の手をしっかり握り返した。
ランベルト様は、私の手を強く握り返し、少しも離そうとしない。
彼の指が私の手を包み込むように絡みつき、もう一歩も離れたくないと言わんばかりの強さを感じた。
そのまま、彼はゆっくりと私を引き寄せた。
私は体を少し後ろに倒されるような格好になり、ランベルト様が私の顔を見上げるようにして目を合わせてきた。
「シビル…」 彼の声がいつもより低く、甘ったるく響く。
心臓がドキドキと高鳴るのを感じながら、私は彼に答えた。
「…ランベルト様?」 私は彼の瞳を見つめ返すと、彼は少し恥ずかしそうに顔を赤く染めながら、無言で私を抱きしめてきた。彼の腕が私の背中を抱きしめると、私は驚きと共に息を呑んだ。
「…君が近くにいると、落ち着くんだ。」
彼は私の耳元で囁くように言いながら、優しく私の髪を撫でた。
その動きはあまりにも柔らかく、まるで私を壊さないように大切に扱っているかのようだった。
その手のひらが私の髪を撫でる度に、私の心臓が激しく跳ねた。
私は何も言わず、ただ彼の胸に顔をうずめた。
しばらくして、彼の呼吸が少し荒くなり、まるで何かに耐えているような表情を見せた。
「シビル、君…好きだ。」 その言葉がまるで呪文のように、私の心の奥深くに響く。
私は目を見開き、何も言わずに彼を見上げた。
そのまま、彼が少し顔を近づけ、私の唇に優しく触れた。
ラム酒せいか、そのキスに酔いしれた。
「…ランベルト様。」
震える声で私が名前を呼ぶと、彼はゆっくりと私を抱きしめ、
少し顔を埋めるようにして深く息を吸った。
その温かい腕の中で、私は静かな幸福感を感じながら、
彼との距離が少しずつ、でも確実に縮まっていくことを実感していた…。
それから私たちは、お互いにわからない部分を質問したりして、その度にあまーい雰囲気になってるの。
たった少しのラム酒で酔うとか、、ランベルト君、大丈夫かね、、?




