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ビンゴ!!!!!!
私がこの世界に転生しているということは──あの時、一緒にいた彼女たちも転生しているかもしれない。
そう考えた私は、王太子ルートの悪役令嬢である公爵令嬢「ヘレナ・ランハート」、次期宰相ルートの悪役令嬢である伯爵令嬢「シビル・アランウェイク」、そして筆頭公爵家ルートの悪役令嬢である伯爵令嬢「タリア・ファヌウス」を呼び、茶会を開くことにした。
侍女を呼び、彼女たちの名前を伝える。
「かしこまりました」
優雅に一礼するその姿は、まさに侍女の中の侍女。完璧すぎて尊敬するレベルだ。
そして数日後──
準備が整い、ついに茶会が開かれた。
私は少しの迷いもなく、核心に触れる質問を投げかける。
「乙女ゲームなるものを、貴女方は知ってらっしゃいますか?」
すると、全員がそれまでの淑女然とした態度を一瞬で崩し──
「日本!?」
「ハピエン!!」
「トラック横転!!!?」
懐かしすぎる単語が次々と飛び出した。
その後、混乱する気持ちを抑えつつ情報を整理した結果……
ビンゴ。
彼女たちは、前世で共に乙女ゲームを楽しんでいた親友たちだったのだ!
運命の神様、たまにはいいことするじゃーん!